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2008年7月 一覧

2008年7月30日

ガソリン給油ノズルのユーザインターフェース

ガソリン給油ノズル

 最近のガソリン価格高騰の話題ではありません。ガソリンスタンドでの給油がセルフ式になってから久しいのですが、給油時にいつも気になることがあります。
 給油ノズルのレバーと持ち手の形状はなぜ拳銃の『引き金』に似ているのでしょうか。ガソリン給油機の原型が発祥の地アメリカで出てきた時代には、そのようなメタファーがわかりやすかったのかなと想像しています。

 液体だと水道の蛇口のようなものを安易に思いつきますが、蛇口式の給油機は見たことがありません。他にも電気掃除機の手元オン/オフスイッチなど様々なインターフェースが存在しますが、淘汰されてしまったのかも知れませんね。
 ガソリン給油機インターフェースの歴史に詳しい方がいらっしゃいましたらご連絡ください。

2008年7月29日

掲載物のない状態のinformationボード → ○

掲載物のないinformationボード

 広告ポスターや情報掲示のチラシなどを貼り付けるボードです。地下街などの通路の壁面に見かけることがあると思います。
 informationボードなのでポスターや広告が貼り付けられているのが通常の状態と考えられますが、広告が集まらないなど、貼り付けるものがないときもあります。この何も掲載物がない状態で、間抜けな感じにならないようにするのが結構大変です。枠の中に別のモノがある場合と無い場合の両方で、違和感なく見えることは、想像以上に難しいことです。
 
 今回のinformationボードの例では、丸い点がデザイン上のアクセントだけではなく、紙の掲載物を貼り付ける場合の位置決めとしても役に立っています。実用と全体との調和の点で優れたデザインのひとつだと感じました。

2008年7月26日

「DESIGN IT! Forum 2008 - インタラクションデザインの現在と未来 - 」 8月22日(金)、23日(土)に開催!

DESIGN IT! Forum 2008

インタラクション(Ix)のテーマにフォーカスした「DESIGN IT! Forum 2008 - インタラクションデザインの現在と未来 - 」が8月22日(金)、23日(土)にベルサール神田(東京都千代田区)で開催されます。
(以下主催者からのリリースをご紹介させていただきます。)

当イベントはソシオメディアが主催し、2007年までに計3回、年に一度のサイクルで開催してまいりました。DESIGN とITとの融合によって組織や企業の変革を進めることを目指し、「ストラテジー(S)、デザインマネジメント(DM)、ユーザビリティ(U)、インタラクション(Ix)、情報アーキテクチャ(IA)、コンテンツマネジメント(CM)」という6つのテーマを機軸に据えています。

今回、6つのテーマの中から「インタラクション(Ix)」にフォーカスし、より深くテーマに迫ると同時に、皆さまと密度の濃い交流をはかるための新たな活動として、「DESIGN IT! Forum 2008」を開催いたします。
今回は海外からのゲストとして、8月上旬に出版される『インタラクションデザインの教科書』(毎日コミュニケーションズより刊行)の著者、米アダプティブ・パス社インタラクションデザイナー Dan Saffer(ダン・サファー)氏を迎え、事例を交えながら「インタラクションデザインの現在と未来」を探ります。
(参加者全員に『インタラクションデザインの教科書』を贈呈します。)

また、国内からもデザイン誌「AXIS」のアートディレクションを手掛けるとともにWebサイトを始めとした数々の情報デザインを実践するAXIS取締役の宮崎光弘氏やRIA開発に定評のあるクラスメソッド代表取締役の横田聡氏、ソシオメディア取締役の上野学氏など、「インタラクション(Ix)」における最先端で活躍する方々によるプログラムです。

企業・行政の Web サイト担当の方や、Web アプリケーションのデザイナー・開発者の方、また業務システム開発者の方々などに、UI(ユーザーインタフェース)デザインに欠かせない、本質的で実践的な知識をご提供いたします。


■イベント名:
 DESIGN IT! Forum 2008 - インタラクションデザインの現在と未来 -
 http://www.designit.jp/events/

■開催日時:
 1日目:2008年8月22日(金)13:00~20:10
 2日目:2008年8月23日(土)13:00~19:00
 ※プログラム調整中につき終了時間は変更の可能性があります。

■開催場所:
 ベルサール神田
 東京都千代田区神田美土代町7 住友不動産ビル 受付3階
 http://www.bellesalle.co.jp/bs_kanda/event/access.html

 東京メトロ丸の内線淡路町駅 B6出口 徒歩2分、
 都営新宿線小川町駅 B6出口 徒歩2分

■参加費用:
 1日目:2008年8月22日(金)20,000円
 2日目:2008年8月23日(土)10,000円
 両日 :          25,000円

■スピーカー
 ・ダン・サファー氏(Dan Saffer)
  米アダプティブ・パス社 インタラクションデザイナー
 ・宮崎光弘氏
  株式会社アクシス取締役
  多摩美術大学情報デザイン学科教授
 ・横田 聡氏
  クラスメソッド株式会社 代表取締役
 ・上野 学氏
  ソシオメディア株式会社 チーフ・デザインオフィサー,
  インタラクションデザイナー
 ・篠原 稔和氏
  ソシオメディア株式会社 代表取締役
  ※その他スピーカーも、決定次第、順次ウェブサイトにて
   ご案内して参ります。

■参加特典:
 参加者全員に『インタラクションデザインの教科書』
 (2008年8月、毎日コミュニケーションズより刊行)をプレゼント!

■参加申し込み:
 http://www.designit.jp/form/forum2008/

■主催:
 DESIGN IT!, LLC.+ソシオメディア株式会社

■お問い合わせ先:
 ソシオメディア株式会社 DESIGN IT! イベント事務局
 TEL:03-5206-6787 FAX:03-5206-6823
 E-mail: regist2008@designit.jp

2008年7月24日

ビアガーデンの満足度を左右する要因

 北の大地にも夏が訪れ、待望のビアガーデンの季節となりました。
 大暑のこの時期、屋外で飲むビールは本当においしいと感じます。なぜこれほどに主観的満足度が高いのかを考察してみました。

<プラス要因>
・屋根がない
・エアコンではない自然の風
・適度な騒がしさ(雑踏などいろいろな音が混じる適度なノイズ感)
・ビアジョッキがぶつかる音

<マイナス要因>
・スチールの無粋なパイプ椅子
・あまり美味しいとは言えないおつまみ・軽食
・呼んでもすぐこない店員

 屋根のないオープンエアの環境は、そのなかでも強い一因だと感じます。味覚だけでなく聴覚や触感でも味を楽しんでいるのです。少なくとも必ず影響があります。目を閉じて無音の状態でビールを飲んでも美味しく感じません。
 疑問に思ったら、さあ「ユーザーテスト」に出かけましょう!マイナス要因については別の機会にして今日はこのあたりで。。。

2008年7月18日

1000円カット店のチケット販売機 → ○

 ご利用になっている方もそうでない方もいらっしゃると思いますが、低価格とスピードを売りにした理髪チェーン店があります。1000円均一サービスなので、千円札専用のチケット販売機が入り口付近にあります。
 今回話題にしたいのは、自販機のマンマシンインターフェースではなくその割り切りです。五千円札、一万円札などおつりの必要な高額紙幣は受け付けず、きっぱりと千円札専用です。
 これがチケット販売機の構造をシンプルにして、総合的なコストダウンが図れているのです。

 スタッフのトークは「両替はできません。申し訳ございませんが他のお近くのお店かコンビニなどでお願いいたします。」でした。
 低価格路線に徹底するなら低価格への潔さが店の中全体にデザインされていることが必要で、チケット販売機はそのコンセプトを象徴する良い例だと感じました。

2008年7月16日

出口ではありません → ○

JR品川駅と京浜急行品川駅の間に設けられた注意書きの垂れ幕

 『出口ではありません』
 JR品川駅と、京浜急行品川駅を結ぶ乗り換え専用改札口の上部に架けられた垂れ幕にに大きく書かれたメッセージの文言です。
 垂れ幕のさらに上にある『JR線のりかえ』だけで用は足りるではないかと思いますが、自動改札の場合には、間違えて改札を通過してしまうと、かなり面倒な手続きが必要です。

 そのデメリットを未然に防ぐためには、この巨大すぎる『出口ではありません』の文言は現状のところ有効な対策だと思います。

・予備知識のない人が一目で理解できる。
・安価に実現できる。
・利害関係者の調整がほとんど不要。
・ハードウエア(建設工事含む)やソフトウエア開発が不要。

 本来は「注意を促す」よりもっと根本的な解決策を見いだすほうが一般論としては良いと考えます。ただし、それには相応の時間と桁の違うコストが予想されます。自動改札のシステムや料金精算の方法、複数の鉄道会社間の料金分配の方法などの問題をきちんと分析して、まったく違ったアプローチによるユーザビリティ上の問題解決ができるまでは数年かかるでしょう。
 いつまでも垂れ幕という訳にもいかず、どこかのタイミングでは本来的な解決を目指すことになると思います。その見極めが困難ながらも大切だと感じます。

2008年7月14日

ボタンスイッチのエスプレッソマシンに遭遇

 出張時に利用したホテルの朝食コーナーにセルフサービスのコーヒーマシンがあったので使って飲んでみました。オイルヒーターで有名なイタリアのメーカーの機器でした。

 定宿にしているような人は別として、利用者にとってはそのコーヒーマシンは初めての方がほとんどなので、『このボタンを押してください。』という大きな注意書きは必須だと思います。

 しかしコーヒーの濃さや豆のひき方を調節できるつまみなどいくつかの稼働部分が、無惨にもガムテープで操作できないようにしてありました。せっかくのデザインがガムテープで台無しです。
 セルフサービスによる提供では、お客様が勝手につまみを動かさないように常時監視していることができない以上、触られたくない箇所の操作を禁止することは仕方がないとは思いますが、ガムテープよりもう少しましな解決方法はないものでしょうか?

2008年7月 7日

Saecoのエスプレッソマシンを導入しました。

エスプレッソマシン

 最近オフィスにエスプレッソマシンを導入しました。
その名も"cafe it"です。すでに製造中止になっている古い機種ですが、それなりにいろいろな意味で味があります。

 一般的にはこの手の機械でコーヒーを入れる操作には「ボタン」を押すことを想像しますが、この機種では「レバー」です。
 レバーを円周に沿って半円程度引くことによって抽出が始まり、カップにコーヒー適量が溜まった状態でそのレバーを元の位置に戻して終了という操作になっています。

 レバーを引くというインターフェースは最近のコンシューマ向けの家電製品にはほとんどお目にかかれなくなったので、すごく新鮮な気持ちがしました。
 レバーをゆっくり引く操作というのは、エスプレッソの香りと相まってコーヒーマシンにマッチしているように思います。

2008年7月 4日

情報デザイン2つの側面

 案内図の例を掲載したところ、反響がありました。そこで案内図やダイアグラムをきっかけに情報デザインについて気になっている点を挙げてみます。

 『情報デザイン』という言葉を使うとき、情報構造やコンテンツ内容そのものの咀嚼の段階のみを指す場合と、さらにグラフィックデザインの技法を駆使して可視化しデザイン表現する段階までを含む場合の両方があります。

 情報アーキテクトやシステムエンジニア畑の方は前半のみと考えるケースが多く、デザイナ出身の方は可視化表現を含む全体ととらえる方が多いように感じています。みなさまはどうお考えでしょうか? 

2008年7月 1日

現実世界をマッピングすることの重要性

案内図の一部

 よくできた案内図は、見ていて大変気持ちの良いものです。最近感心した案内図は自分の現在位置とナンバリングされ一意になった各々の乗り場の位置関係が整然と表現されているものです。

 このような略地図は現実世界の完全な縮小ではなく、大幅にデフォルメされています。ただし重要ポイントは割愛されておらず、むしろ意味のある要素だけが強調されています。
 自分の今いる位置から近いか遠いか目印は何かなどがとてもわかりやすく、地図としての機能が十分な案内図を見ると、すごく心地よさを感じるのはどうしてでしょうか?
 略地図には情報デザインの重要な視点が含まれているように思います。

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