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2009年4月 一覧

2009年4月30日

HCD-Net シンポジウム2009 in Sapporo

HCD-Netシンポジウム2009

 ユーザビリティに関する国内唯一最大のNPO法人である人間中心設計推進機構(HCD-Net)が2009年度の年次シンポジウムを開催します。今回は東京を飛び出し初の地方開催です。「地域戦略と人間中心設計」をメインテーマとしたセミナーに加え、有名講師によるチュートリアルやワークショップなど盛りだくさんの内容です。
 行政、地域戦略、人間中心設計、デザイン、ユーザビリティ、感性、Web、電子政府、サービス、組み込み型ソフトウエア、情報アーキテクチャー、情報デザイン、インタフェースデザインなど幅広い話題に迫ります。

テーマ: 地域戦略と人間中心設計の新しい関係
日時: 2009年5月28日(木)12:00~20:00
     2009年5月29日(金)10:00~17:00
会場: 札幌市男女共同参画センター(札幌市北区北8条西3丁目札幌エルプラザ内)
     小樽商科大学札幌サテライト(札幌市中央区北5条西5丁目7番地 sapporo55ビル3F)
主催: 特定非営利法人 人間中心設計推進機構
協賛: ヒューマンインタフェース学会、感性工学会
フォーラム後援: 経済産業省
後援: 小樽商科大学

ここをクリックして「HCD-Net シンポジウム2009 in Sapporo」パンフレットPDFデータを取得可能(766KB)

HCD-Netシンポジウムの詳細と申込はこちら
※会場等一部変更があります。お手数ですが最新情報はリンク先のHCD-Net Webサイトをご確認ください。(メイン会場は札幌エルプラザですが、ワークショップのみ小樽商科大学札幌サテライトで開催)

2009年4月27日

古いタイプのお手洗いのドアロック → ○

古いタイプのお手洗いのドアロック → ○

 最近建設された新しいビルなどの新しいお手洗いでは、ドアロックの金具に文字が書かれていないものが多いように感じます。
 文字の無いドアロックは、造形上のデザインはすっきりしていて見た目には申し分ないのですが、はじめて入る者には開閉の状態がぱっと見てわかりにくいことがあります。
 写真のドアロックはいかにも古めかしいクラシックな感じのするものですが、開閉方向の矢印とOPEN/CLOSEの文字も書かれており、情報量として不足がありません。無骨でしかも冗長かもしれませんが、実用としてはこちらに軍配が上がるのではないでしょうか?

2009年4月24日

おいしそうに見える手書き伝票 → ○

おいしそうに見える手書き伝票 → ○

 食事後レジでの支払いに使う伝票。コンピュータ端末から打ち出した素っ気ない伝票であることは日常茶飯事ですね。典型的なものがファミリーレストランでよくお目に掛かります。

 しかし、この飲食店の伝票はひと味もふた味も違います。ちょっとしたアクセントのイラストと手書き文字のタッチがとてもいい味を醸し出していて、食事の味のイメージとぴったりマッチしています。しかも料理そのものもどれをとっても凄くおいしいのです。
 また、一週間分のランチメニューが出ているメニューも、伝票と同様の手書きで、テイストも完全にぴったり合っています。お店の内装やインテリアは個人的にちょっと趣きが違うと感じられる点もありますが、この手書きメニューや伝票が完全にそれを払拭しています。
 デザインでおいしさを表現し、さらに加速することができるのを身をもって体験しました。

2009年4月22日

HCD-Netシンポジウム2009 が 5月28日(木)~29日(金)札幌で開催されます。

HCD-Netシンポジウム2009が開催される札幌エルプラザ

 HCD-Netシンポジウム2009が「地域戦略と人間中心設計の新しい関係」をテーマに、5月28日(木)~29日(金)の日程で札幌で開催されます。
 初日5月28日(木)14:00~17:00の「感性と人間中心設計」ワークショップには、私もパネラーとして末席に参加することになりました。最新の動向が分かる貴重な機会です。ぜひご参加ください。


テーマ: 地域戦略と人間中心設計の新しい関係
日時: 2009年5月28日(木)12:00~20:00
     2009年5月29日(金)10:00~17:00
会場: 札幌市男女共同参画センター(札幌市北区北8条西3丁目札幌エルプラザ内)
     小樽商科大学札幌サテライト(札幌市中央区北5条西5丁目7番地 sapporo55ビル3F)
主催: 特定非営利法人 人間中心設計推進機構
協賛: ヒューマンインタフェース学会、感性工学会
フォーラム後援: 経済産業省
後援: 小樽商科大学

申し込みは下記人間中心設計推進機構のWebサイトから
http://www.hcdnet.org/event/seminar/hcd-net_2009.php


■プログラム:
第1日 2009年5月28日(木)

12:00~13:00 2009年度総会 (会員のみ)

14:00~17:00 チュートリアル、ワークショップ
 チュートリアル
 1.「シナリオとUI設計」 郷健太郎(山梨大学)、高橋賢一(ソフトディバイス)
 2.「組込みプロセスへのUI設計の統合」尾形慎哉、桶谷利幸、葛西秀昭(小樽商科大学)
 3.「成長するWebサイトリニューアルプロジェクト HCD-Netサイトリニューアルの事例紹介」
    長谷川敦士(コンセント)

 ワークショップ「人間中心設計と感性」
 黒須正明(放送大学)、伊藤潤(HCD-Net 理事)、田附克巳(ユーザデザインラボ)、
 細谷多聞(札幌市立大学)
 ※本ワークショップのみ、小樽商科大学札幌サテライトにて開催します。

18:00~20:00 懇親会

第2日 2009年5月29日(金)

10:00~13:00 セミナー
・「人間中心設計による行政サイトの改善」平沢尚毅氏(小樽商科大)など
・「電子政府ガイドラインの紹介」黒須正明氏(放送大学)など

14:00~17:00 フォーラム
・講演1「感性と人間中心設計」 原田昭氏(札幌市立大学学長)
・講演2「円山動物公園における市民サービスの取り組み」 金澤信治氏(元札幌市円山動物園園長)
・報告「HCD-Net活動報告」鱗原晴彦氏(HCD-Net理事長)


■参加費用:
・2日間通しで参加(懇親会費は含まず):会員5000円、一般:10000円
・個別イベントを選んでの参加
 28日午後のチュートリアル・ワークショップ参加:(会員2000円、一般5000円)
 29日午前のセミナーに参加:(会員2000円、一般5000円)
 28日午後のフォーラムに参加:(会員2000円、一般2000円)
・懇親会費:4000円


■関連情報:
人机交互論(ユーザビリティエンジニア樽本 徹也さんのブログ)
Smile Experience(千葉工業大学 山崎和彦さんのブログ)
浅野先生のブログ【HCD-Net シンポジウム 2009】
浅野先生のブログ【ススキノで会いましょう!】

2009年4月20日

シンボルマークのエンボスがある消しゴム

エンボスのある消しゴム

 最近筆記用具に凝り出し、状況によっていくつかの筆記具を使い分けていますが、よく用いているのがシャープペンシルです。シャープペンに2Bの芯という組み合わせでメモを書き散らしています。
 書き損じは×(バツ)や抹消線で消していましたが、黒く汚れてしまうことが気になり、メモにメリハリを付けるためも消しゴムを使うことを思いつき、20年ぶりに消しゴムを購入しました。

 某社の消しゴムが目に付いたので買い求めましたが、自社のシンボルマークが消しゴム本体にエンボス加工で入っているではありませんか。
 消しゴムの機能や実用性という点では若干滑りにくくなる程度で意味もほとんどなく、コストは掛かるでしょうが、ちょっとした工夫で、気になる存在になったり、愛着が湧くようなこともあると思います。
 私はこの手のちょっとしたスパイスが気に入ったのですが個人差があるので、「無駄」「子供だまし」「ブランドの価値を落とす」などの意見が出るかも知れません。皆様はどうお考えになりますか?

2009年4月17日

洗面台の蛇口(水栓)を前にして考える

洗面台の蛇口(水栓)を前にして考える

 このブログでもいくつか蛇口(水栓)について類似テーマのエントリを書いていますが、今回はどちらかと言えば×(バツ)の体験をご紹介します。

 写真の水栓はレバーの左右の動きで水からお湯までの温度調節、同じレバーの上下の動きで蛇口の開閉を行うタイプです。私は初回水を出そうとして右側へレバーをまわしましたが、水は出ませんでした。それで適当にレバーを動かしているうちに、上下にも動くことが分かり、学習後はレバーを上に引き上げ水を出すことができました。

 このタイプの水栓は後から長期記憶をたどって考えれば、使ったこともありました。また、水とお湯を示す青と赤の表示も小さく付いています。ただし何も考えない状態でこの水栓の外観だけを見て、思わず左右に動かしていました。
 40歳代という中年男である私の経験上、水栓はひねるものだという概念が形成されていて、そこからの類推アナロジーで左右の動きだろうと分析することができます。
 しかしそこでは、ただ水を出したいだけなので、反射的に行動している訳ですが、私の経験してきた文脈では左右にひねる動きを直感的に選択していたようです。年齢やそれまで暮らしてきた生活様式によって、「左右」「上下」どちらを選ぶのか大変興味があります。

■関連情報: 水栓(見出し語は蛇口)
→Wikipedia(ja)のWebサイトへリンク

2009年4月13日

工事中の建物を囲う壁面へのメッセージ → ○

工事中の建物を囲う壁面へのメッセージ → ○

 市街地にある建設工事中のビルなどの建物を囲っている壁。無地の壁は少なく、よく見かけるのは、ヘルメットを被ったおじさんキャラクターが「ご迷惑をお掛けしています」と謝っている姿か、取って付けたような花柄や緑の樹木が描かれているものです。

 今日見つけたのは、思いがけないインパクトのあるメッセージが壁面のいろいろな箇所にぱらぱらと書かれている印象的な工事中壁面でした。何気なく読み飛ばしてしまいそうですが、思わずほっとしたり、またニヤリとさせられるようなものもあり、1フレーズ読んでみると、次を読みたくなってしまいます。
 札幌市立大学デザイン学部の皆さんによる企画のようです。このような街を面白くする試みはもっと行われても良いのではないでしょうか。

2009年4月11日

PASMO使えません → ○

PASMO使えません → ○

 JR北海道 札幌駅での券売機付近での「使えます/使えません」の区別表示です。列挙するのが一番単純明快ですね。
 もちろん相互乗り入れによって、流通しているメジャーな交通機関用カードがどこでも使えれば利用者にとって利便性が高いのは当然です。しかし現実問題として似たような機能を持っていながらここでは使えないカードがあるのなら、その種類を明快に示す手段として列挙して図示するのが○ということです。念のため。

2009年4月10日

表のレイアウトが中身にフィットしていない → ×

表のレイアウトが中身にフィットしていない → ×

 公共機関へ提出する書面についての考察です。大きな問題点が2点あります。
 まず8桁程度の数字を入れることがあらかじめ想定される表の列の横幅が極端に狭いのです。これでは3桁ぐらいしか入らないように感じてしまいます。記入用紙の体裁は、美観はさておきどんな要素や数値が入るのかを、読み手が労せずして直感的わかるように示す必要があります。

 もう1点は、注の説明文が注として意味を成さないほどわかりにくい点です。この種の問題は神代の昔からいろんな方のご指摘があるので、敢えてこのブログで取り上げることはないのかも知れませんが、あまりに不明瞭だったので蛇足として取りあげました。
 典型的には形容詞がどの言葉に対してかかっているのかわからない文章が誤解を招き、結局問い合わせなど新しいコストを生んでしまいます。このケースを避けるだけでもかなり改善されるのではないでしょうか。

2009年4月 7日

掃除用具と洗い場のサイン → ○

掃除用具と洗い場のサイン → ○

 ショッピングセンターのお手洗いにて発見しました。
トイレのサイン、シンボルについてはいくつか感想を書いてきましたが、モップを洗うための深い洗い場(スロップシンク)を含む掃除用具入れのスペースについて、このようなグラフィックで表現したものはあまり記憶がありません。何も表示がないか、あっても白いプラスチックプレートに黒の明朝体の文字で書かれた素っ気ないものがほとんどではないでしょうか。
 一般の人にとっては何が扉の中に収納されているのか一目で分かり、そこで働く人にとっても気分が良くなるような肯定的で楽しいサインだと思います。

2009年4月 3日

コーヒーカップ内側のメッセージ位置 → ○

コーヒーカップ内側のメッセージ位置 → ○

 大手コーヒーチェーンのショップにて発見したことです。マグカップの内側に"Taste the Difference!"の文字が出てくるのに初めて気づきました。ひと口、ふた口飲んでから文字が浮かび上がるような位置にメッセージが書かれています。
 この飲み口からの微妙な位置のメッセージ演出はデザインされているのでしょうね。例えば英語ではなく日本語で書いたらどうでしょうか。驚きともっと強いインパクトがあるかも知れません。
 持ち手を右手で持つ場合と、左手で持つ場合があるので、内側の両面に英語と日本語を表記してもいいのではないかと思いつきました。

2009年4月 2日

打ち合わせの頭出しの無駄話は無駄ではない → ○

 仕事でもプライベートでも複数の人間による打ち合わせの本筋である焦点は、後から振り返れば10分もあれば議論検討できているような気がします。本題に入るまでの時間は何に費やされているかといえば、前提となる情報の共有であったり、もっとプリミティブな参加者間の対話を促すウォーミングアップ会話であることが多いと感じます。

 正味1時間の打ち合わせで、50分が頭出しウォーミングアップ、10分が本題検討といったところが現実の数字かも知れません。頭出しの50分は無駄なのかと問われれば効率主義からすれば無駄だと思われがちですが、いきなり議論のトップスピードに乗れる人はほとんどいないでしょう。
 また、いきなり合意に達するような内容なら、他の手段でも最適解が導きだせるので打ち合わせの場はそもそも必要ないのだと思います。

 舌をなめらかに動かせるように準備すること、脳内を活性化して議論が進めやすいようにすることに時間を費やすのは無駄ではなく、むしろ必要なことだと考えます。その比率5:1が良いか4:1ぐらいにまで短縮できるのかは、内容や参加者に依存するでしょう。打ち合わせ参加者は生身の人間であるが故に、若干冗長であることを許しながら、うまく結論を出して行くべきだと思います。

2009年4月 1日

Cafe it!というネーミング → ○

Cafe it!という名前のエスプレッソマシン

 先月分の集金が回ってきたので思い出しましたが、会社にある毎日お世話になっている旧型エスプレッソマシンには"Cafe it!"という名前が付いています。
 たかが名前されど名前で、ネーミングは重要ですね。周りにはあまり名前にこだわる人が少ないのですが、私にとって"Cafe it!"はなぜか引っかかりが強く、忘れないネーミングのひとつになりました。
 記憶に残る引っかかりはどこから来るのか、どのような要素が影響しているのか、興味は尽きず、一度考え始めると夜も眠れなくなってしまいます。なぜか記憶に残る点、理由がはっきりしなくても、とても重要なポイントです。

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