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2009年12月 一覧

2009年12月17日

「デザインするな」宮田識×藤崎圭一郎トークショー

「デザインするな」宮田識×藤崎圭一郎トークショー

 丸善丸の内本店にて行われた、ドラフト代表の宮田識さんとデザインジャーナリスト藤崎圭一郎さんのトークショーに参加しました。
 平日の19:00からという時間帯にもかかわらずほぼ満席。お二人の良い関係がトークを通して伝わってきます。宮田さんのコトバからは飄々として軽いけれど奥が深いという強い印象を受けました。刺激的な言葉遣いはまったくされませんが、逆にそれが内容を際だてていて、印象に残ります。
 藤崎さんによるロングインタビューを経て構成された書籍『デザインするな』は、アートディレクター、クリエイティブディレクターとは何をすべきかを明確にしてくれます。デザインに関わるすべての人に必読の書です。ぜひお勧めします。

2009年12月16日

手触りでシャンプーとリンスを区別できるボトル → ○

手触りでシャンプーとリンスを区別できるボトル → ○

 ユニバーサルデザインの実例の話として定番になってしまったので、このテーマはここでご紹介することもないのですが、実感として日常の暮らしにおいて役に立つので取りあげてみます。
 ボトルの形状は、シャンプー用、リンス用ともに同じ大きさです。一点だけ、シャンプー用にはボトル表面の一部にギザギザが付いていて、目をつぶっていても触ればその区別がわかるようになっています。浴室という場所でシャワーを浴びている状態であれば、よくよく見ないで手に取りますから、視覚に頼らず区別ができることが実用上とっても便利です。

 ただ区別をするというのが究極の目的ではないので、解決策としては他の方法もあり得るでしょう。たとえば「シャンプーとリンスを混ぜて一体化してしまう」ことにより、区別の必要がなくなりますし、ボトルに音声チップを埋め込んで、さわったら音声メッセージで区別をするなどの方法もあり得るかも知れません。(コストや技術、環境問題その他考慮すべき点はありますので、あくまで例です。)
 どこまで検討の幅を広げるかは、仕事ごとに千差万別であろうと思います。できる限りものごとを幅広くとらえて何のために解決策が必要とされているのかを考えることは重要だと考えます。それによって、生まれるアイデアにも差が出てくるように思います。

■関連情報:
「DESIGN IT!:情報のユニバーサルデザイン シャンプーのギザギザをご存知ですか?」
→DESIGN IT! Webサイトへリンク

2009年12月13日

「情報デザイン教育研究会」に参加しました。

 浅野先生のお誘いにより、有志による情報デザインの考え方の自主的な勉強会である「情報デザイン教育研究会」に参加しました。直前にお声掛けをいただいたので、あまり準備もできず以前にプレゼンを行った資料を流用し、コンテンツ制作における利用者視点の取り入れ方について、簡単にご紹介しました。

 今回は十数名の参加者のうち情報デザインにかかわる教員の方が約半数で、あとの半数が企業からでした。バックグラウンドや情報デザインとの関わり方も多種多様で、そこがまた、同一業種での集まりと異なり、とても興味深かったところです。
 日頃お会いできないような環境の方と一堂に会してお話ができる機会はなかなかありませんので、、貴重な体験でした。特に情報デザインの知識やスキルを体系立てることの重要性、後進に伝えていくことについては、皆様のテーマが非常に役に立ったと思います。今後もできるだけ参加していきたいと思いました。

■関連情報:

「第1回情報デザイン教育研究会 開催しました」
→浅野先生のブログへリンク

「情報デザイン教育研究会」
→ウェブDeBLOG 名古屋トライデントコンピュータ専門学校 Webデザイン学科 河口先生のブログへリンク

Twitter「情報デザイン教育研究会」のハッシュタグ
→Twitter「情報デザイン教育研究会」のハッシュタグ#infoeduへリンク

2009年12月12日

Suicaで改札を通るとき「ピッ」という音が小さい → ×

Suicaで改札を通るとき「ピッ」という音が小さい → ×

 駅の改札口での風景を一変させたと言っても良いSuicaなどの非接触型ICカード。携帯電話にもその機能が追加されることによってさらに利便性と利用者が増えて、利用エリアに住む皆さんであればすでにお持ちではないでしょうか。

 このSuica、駅改札口によってはカード読み取り部にSuicaをタッチしたときの、「ピッ」という反応音がほとんど聴き取れないほど小さいことがあります。
 エラーではなく正しく読み取られていて改札を通過できるので、たいしたことがなさそうですが、これは操作に対する「期待された反応」がないと利用者に判断されますので、インタラクションとしてはNGです。

 おそらく9割以上の改札口では、「ピッ」っという反応音が妥当なボリュームできこえるため、当然どこでも音が出ると期待しているところに無音にちかい状態だと、肩すかしをくらったようで、体感的にも心地よくありません。
 読み取り装置の個体差や、改札周りの物理的環境(騒音や天井の高さ、空間の広さ)など、単純に解決できない点も多いと思われますが、できるだけ操作音、反応音についても統一感がとれるよう、インタラクションデザインに注目していただきたいと思います。

2009年12月07日

バス停留所にある走行中バス現在位置表示のサイン → △

バス停留所にある走行中バス現在位置表示のサイン → △

 最近のバス停は、屋根や風よけのフェンスや機能的なベンチ、広告スペースの設置など、空間として洗練されつつあり、かつての鉄製のポールがさびて朽ち果てたようなイメージからほど遠く、こぎれいなデザインになってきたと思います。

 今回のテーマは、新しいバス停に表示されるようになった「現在バスがどこを走行しているか」のサイン表示です。バス待ちの人にとってとても関心が高い重要な情報です。これがあれば渋滞が少々長引いても、なんとかイライラせずに済みますね。写真の例では、矢印(←)を用いてランプが点灯中の位置をバスが走っていることを示しています。
 矢印という方向を示す記号であることは良いのですが、矢印そのもののランプ点灯では、「走行中バスの現在位置」という意図が若干伝わりにくいような気がしています。矢印は現在位置という意味より、矢印の矢の先を示してしまい、目的地というか将来位置を暗示してしまう性格を持っているのではないでしょうか。

 バスを待っている人の視点で考えると、「バスを図案化したアイコン」の方が直感的かと思います。人により意見が分かれるところかも知れません。今後ユーザ調査やテスティングも広く導入されることを望みます。

2009年12月04日

動く歩道の進行方向の表示がない → ×

動く歩道の進行方向の表示がない → ×

 新千歳空港からJRの駅に向かう地下通路に、動く歩道があります。
どこにでもあるごく普通の「動く歩道」なので、ハードウエアとしては問題ないのですが、前進、後退の2本が接近していて平行しており、どちらが前に進むのかわかりにくいのです。
 立ち止まって見ればわかることは分かりますが、急いでいるときなど、咄嗟のときに前進と逆の方向に乗ってしまうと危険です。転倒してしまう恐れもあります。
 改良案を考えてみましょう。2本の間を空けるという考え方もあると思いますが、このままでも進行方向の矢印をはっきりと視認性良く描き、黄色のライン位置あたりに埋め込むだけでもかなり改善されるのではないでしょうか?

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