メイン

コラム 一覧

2009年10月12日

さりげない気遣い → ○

 創業数十年といわれている老舗のパン屋さんで気づいたことがありました。庶民的で気取ったところはまったくなく、どちらかといえば野暮ったい感じのする普段着のお店です。ここではパンを載せるトレーが伏せて重ねてあるのです。衛生上の気遣いだと思います。よく観察してみるとかなり古い店舗ではありますが、掃除や整理整頓が行き届いていて清潔感は損なわれていません。
 また、レジでの対応に無駄がなく、会計がとても速く終わることに感心しました。基本的なことがきちんと押さえられている飲食店は、味もハズレがないのでしょう。とっても美味しくいただきました。

2009年10月03日

寄藤文平(アートディレクター)×藤井大輔(「R25」・「L25」創刊編集長)トークショーに参加しました。

寄藤文平(アートディレクター)×藤井大輔(「R25」・「L25」創刊編集長)トークショーに参加しました

 東京メトロのマナー広告ポスター「家でやろう。」などのシリーズで有名なイラストレーター/アートディレクターの寄藤文平さんのイラストレーション展「KIT25」を見て、表題のトークショーにも参加してきました。

 何と言っても原画を間近で見ることができるのは素晴らしいことで、得るものは大きいと感じました。トークショーではフリーマガジン「R25」にイラストレーションを描くことになったエピソードや、「R25」「KIT25」の25にまつわる話題や寄藤さんのフォントに対するこだわりなど興味深く聞くことができました。また、リクルートの藤井さんの編集・制作に対するスタイルも共感するところが多く、世に認められる人の語りには人を魅了する何かが含まれているものだと感じました。

■関連情報:
2009年9月24日(木)~10月25日(日)
寄藤文平氏(アートディレクター)
初のイラストレーション展「KIT25」
→@btfのWebサイトへリンク

2009年07月26日

藤崎圭一郎氏 × 柳本浩市氏 × 鈴木芳雄氏 × 平塚桂氏トークショーライブ in shop btf

 昨日何とかして参加したいトークイベントがありましたが、残念ながら出向くことができず、ネットでのライブ配信を見ました。
 インターネットでのライブ配信の価値を肯定的に捉えていなかった私にとっても、コンテンツの力がいかに強力かということを身をもって知りました。ライブ配信の開始時間5分前には、パソコンの前に正座して待っていましたから。

 パネリストのお一人である鈴木芳雄さんの「雑誌」「ブログ」「トーク(ライブ)」の違いについての意見がとても興味深く、心に残りました。「雑誌」側が公共的で、「トーク(ライブ)」が私的で対象者と自分自身との距離感が近いフランクなメディアとのことでした。確かにその通りで、さすが編集者、うまく表現されるなあと関心することしきりでした。
 個人的にはさらに「雑誌」側のパッケージ性・客観性を、「トーク(ライブ)」側に一度限りのオリジナル性(いわゆるアウラ)を追加しておきたいと思います。
 同じテーマでも、メディアによってその特徴を活かした内容や切り込み方があり、発信する側はそれを把握して使いこなしていかなければならないという意志と捉えました。

 また、昨日は低速インターネット環境しかなく、音声が途切れていてまともに視聴できる状態ではなかったのです。しかしトークイベント会場の肉声は、聞きたいという意志が強ければ、相当S/N比が悪くても、肝心な点は案外入り込んでくるように感じました。これは比喩ではなく、コンピュータと人間の脳の情報処理の違いの本質かも知れません。

2009年05月13日

公共空間待ち合わせスペースでのBGM

 銀行の窓口に行く機会と、病院に出向く用事がありました。待ち時間が共に長かったため、呼び出しを待っている間にロビーに流れているBGMについて気づくことがありました。

 共通するのはどちらもボーカルのない無難なインストゥルメンタルで、元の楽曲がどうであれミディアムテンポにアレンジされています。そのため、元楽曲の特徴が見事に消されており、暇人がよくよく聞き込まないと、何の曲だかわからないのが一番の特徴です。

 BGMの使命は、曲に集中してもらうと困ることで、「できるだけ凡庸な何らかの耳障りでない楽曲のようなもの」が待合いロビーの空間を満たすことではないかと思います。極論すると、無音の空間という緊張感を取り去ることができれば良いのだと思います。

2009年05月10日

会議をどのようにデザインするか

 報告会やちょっとした打ち合わせなど会社では様々な会議が毎日開かれます。かなりの業務時間を費やすこの会議。会議を実りあるものにするために、会議の進め方や、心構え、準備、はたまた会議をせずにすませる方法など、書籍やブログでは会議を巡る議論で一杯です。

 すでに事例があるのかも知れませんが、会議の「台本」というものを考えてみました。会議は有限の時間の中で行われるので、タイムラインに沿ったおおよその台本を想定しておくと実用にもなり、面白いと思います。
 タイムラインと発言者を軸に「いつ」「何を」議論するのか、誰が何を話すのかなどを予想してメモしておくと役に立つと思います。

 これは会議の結論を誘導するとかそういうことではなく、予想を元にした仮説検証タイプの実験と自己鍛錬だと考えれば良いと思います。
 予想が当たれば、日頃のあなたの人間観察が鋭いか発言者当人が深く考えていないといったことが見て取れます。また外れれば、それはそれで多様な意見が出て、予定調和ではない活発な議論が行われたということです。予想と実績を比較することにより新たな気づきがさらに得られるものと思います。

 ブレストなど新しいアイデアを得ようとするタイプの会議スタイルでは、予想の台本は全く意味がなく、有益ではないでしょう。
 私見では、予想台本が意味を持つのは、議題がハッキリしていて、結論を得る(少なくとも方向性を出す)会議の場であろうと思います。

2009年04月03日

コーヒーカップ内側のメッセージ位置 → ○

コーヒーカップ内側のメッセージ位置 → ○

 大手コーヒーチェーンのショップにて発見したことです。マグカップの内側に"Taste the Difference!"の文字が出てくるのに初めて気づきました。ひと口、ふた口飲んでから文字が浮かび上がるような位置にメッセージが書かれています。
 この飲み口からの微妙な位置のメッセージ演出はデザインされているのでしょうね。例えば英語ではなく日本語で書いたらどうでしょうか。驚きともっと強いインパクトがあるかも知れません。
 持ち手を右手で持つ場合と、左手で持つ場合があるので、内側の両面に英語と日本語を表記してもいいのではないかと思いつきました。

2008年12月31日

信号機への着雪(雪が付くこと)

信号機への着雪

 雪が降る地域に住む人々の共通の悩みかも知れません。強い風とともに気温が高めで水分が多い雪が降ると、建物や看板などを覆うように雪が付きます。
 看板が読めない程度ならご愛敬ですが、吹雪をともなって信号機が見にくくなると大変危険です。

 雪が落ちやすいような塗料や、カバーの形状など工夫はされているのだと思いますが、自然相手だけに完璧は望めません。しかも、毎日こうなるのではなく一冬に数回程度であると、コストパフォーマンスの問題で、溶かすなどの解決方法は困難でしょう。さらに信号や標識のようなインフラに特有の全国統一仕様であれば、ローカルな問題は二の次になることは明らかです。
 
 ここは逆の発想で、地域に住む者が着雪に強い雪国仕様の信号機のデザインを考えてみるというのも面白いと思います。

2008年12月23日

見慣れたものの見慣れぬ姿

見慣れたものの見慣れぬ姿(ひっくり返ったサンタ)

 見慣れたものでも、普段と違う姿をしていると、思わず目を奪われることはありませんか。
 写真の例では見慣れたサンタですが、横になったり、ひっくり返っていたりします。普通に立ち上がったサンタだと誰も気にもとめないのが、ひっくり返っているだけで注目してしまいます。また逆にサンタの目に映る世界もいつもとは違うでしょう。
 普段と違う視点を得る方法として、姿勢や立ち位置、ポジションをがらりと変えてみるのはいかがでしょうか。

2008年12月18日

制服リニューアルの効果

 訪れたオフィスで店頭事務職の方の制服が変わっていることに気づきました。制服がある会社については、賛否両論あると思います。ただ制服がガラリと変わってリフレッシュされると、業務そのものは何も変わっていないのに、何かが変わったような気がしてしまうことがあります。
 制服リニューアルはきっかけに過ぎないのですが、それによりお客様に与える効果は大きなものがあります。

 人の意識が、着衣や身につけるものによって、変わるのです。そして声の出し方や接客のトーンが微妙に変化することによってお客様へ確実に伝わると言われています。
 着ている人が本当にその制服が良いリニューアルだと感じていたら、その感覚は接客を通して、お客様に伝わりますし、逆だとそのまま悪い印象が伝わります。
 制服もメッセージのひとつです。お客様は内容以前に敏感にメッセージを受け取ってしまいます。

2008年12月14日

12月になると街中が赤、白、みどりに...

12月になると街中が赤、白、みどりに(紅茶ショップにて) 12月になると街中が赤、白、みどりに(スーパーにて)

 毎年この季節になると、街の色が変化します。北のこの地では自然現象である雪も白に一役買っていますが、11月後半から年末にかけて、赤、白、みどりの3色が街中に溢れます。
 一部にはアクセントカラーがブルー系のツリーも流行っているようですが、どうしても商業施設では販売促進のためか、典型的な色を用いた装飾を施すようです。

 果たしてこの赤、白、みどりは本当に販促効果があるのでしょうか?それとも横並び主義で、他と違うことを恐れているだけでしょうか。
 異星人になったつもりで街を一望してみると違う視点が得られ、見えなかったものが見えてくるかも知れません。

2008年11月30日

なぜ私はボールペンを衝動買いしたのでしょう?

 先日書店に向かう途中で、文具店に立ち寄り、ボールペンを購入してしまいました。ほぼ衝動買いでした。
 持ったときの手になじむ自然なバランスと、シンプルなデザイン。本当に持ちやすいし書きやすい。この仕上がりで価格も良心的だと感じました。

 衝動買いの理由は、性能の良さと価格の安さだけでしょうか。ボールペンがそうであるかどうか意見が分かれるかも知れませんが、日々身につけるような『愛用品』に近いものは、機能・性能だけでは購入まで繋がりません。

 その製品デザインの背景にある物語に共感してこそ、購入に至ります。その物語がたとえ幻想であっても、人は何らかのストーリーに魅せられ、引きつけられてしまうのです。
 各所で言い尽くされている言葉ですが、基本的な性能が向上し、狭い範囲のユーザビリティが改善された後、製品の背後にある物語への共感を得られるかどうかが勝負の分かれ目だと身をもって感じました。
 もしレジに並んだ私の脳をfMRIで計測したら、相当程度活性化されていたのだろうと思います。

■関連情報: fMRI
→Wikipedia(ja)のWebサイトへリンク

2008年11月26日

「カレル・チャペック その生涯と時代」 → ○

「カレル・チャペック その生涯と時代」 「カレル・チャペック その生涯と時代」

 北海道大学総合博物館で開催されている「カレル・チャペック その生涯と時代」という企画展を見てきました。
 ロボットという言葉の生みの親として知られているチェコの劇作家の生きた時代をその作品とともに振り返る内容です。

 カレル・チャペックは作家だけではなく、ジャーナリスト、エッセイスト、画家、イラストレータ、園芸家としても知られ、趣味人として様々な分野で活躍した人です。
 二つの世界大戦の間という厳しい時代に生きながら、プロフェッショナリズムに徹し、体制に流されない個をきちんと持つとともに趣味人としての余裕をも感じられるとても良い企画展でした。

 著作に紀行が多数ありますが、観察眼はとても鋭くその当時の暮らしの文脈が目に浮かぶようです。ひとびとの暮らしの情景が眼前に浮かんでくるわかりやすい紀行は、エスノグラフィーの一種と呼ぶこともできるのではないでしょうか。

 社会に問題を問うジャーナリストであれば当然だと思われますが、テクスト、写真、イラストレーションなどあらゆる表現手段を使って世に問いかけるやり方は、私たちの企画方法にも参考になると痛感しました。その才能には圧倒されますが、不思議に重い感じは受けません。よき趣味人としての余裕のなせる技でしょうか?

■関連情報: カレル・チャペック
→Wikipedia(ja)のWebサイトへリンク

2008年11月13日

ポジショニングマップのようなもの(札幌市立大学 福田ゼミ、細谷ゼミ訪問)

ポジショニングマップのようなもの

 札幌市立大学を訪問し、デザイン学部の福田先生や細谷先生のゼミ生の皆さんと情報交換をする機会がありました。岩崎学園 横浜デジタルアーツの浅野先生の来校にあわせての出席です。
 その中でゼミ生の皆さんより人がモノを「包む」行為について、様々なフィールド調査をした結果をまとめたポジショニングマップ風の資料を見せてもらいました。発表内容についてはいくつかコメントしたのですが、今回のテーマは別の視点です。

 写真のポジショニングマップは、軸が縦、横2方向にありますが、軸の両端が同じ属性項目についての多い少ないなど連続量の差異ではなく、まったく別の視点軸なのです。両端が反対語になっていません。
 これは面白いと思いましたが、私の固い頭だと違った視点の中間はいったい何を表すのだろうと迷ってしまいました。受け手が勝手に解釈してしまっただけで、実はポジショニングマップではないのかも知れません。

■関連情報: 浅野先生のブログ『札幌市立大学』

■関連情報: 福田先生のブログ『浅野先生・田附さん来校&ゼミ学生のプレゼン』

2008年10月16日

避難訓練に参加しました。

消火栓設備のマーク

 オフィスの入居しているビルの避難訓練に参加しました。その際、消火栓の設備について説明を受けたのですが、一般的には通常の消火栓を開けて水を出すには、「ホースを持つ人」と「水の出るバルブを開ける人」の二人が必要とのことでした。
 これは誰でも知っている暗黙知ではないので、何らかの形で表記すべきではないでしょうか。
 ちなみに写真の消火栓設備は、一人で扱える特別のタイプなので、そのことを示すマークが付いています。新しく導入される消火栓は写真のタイプになってきているようですね。

 正直なところ、日頃自分の身の回りには火事は起こらないと思っているので、積極的にに避難訓練に参加することはありませんでした。しかし15分で知らなかったことががひとつでもわかると思えば、避難訓練も良い経験だと感じた次第です。

2008年10月11日

ご不要になりました古新聞、古雑誌などございましたら・・・

 毎度おなじみの廃品回収車。住宅街を超低速の軽トラックで走り、「古新聞、古雑誌・・・」で始まる独特の抑揚のついた声がスピーカーから聞こえてきます。最近聞いたのは、テレビなどの電気製品回収を目的としているものでした。

 「・・・テレビ、ビデオデッキ、オーディオコンポ、DVDプレーヤー、パソコン、プリンターと続いてプレイステーションなどございましたら」と続きました。そこまで一般名詞だったものがいきなり商品名になったので面白いと感じて、鮮明に記憶しています。
 ただこれはよく考えると、家庭用ゲーム機という一般名を代表する商品として、「プレイステーション」が選ばれており、一般名称化しているのだと気づきました。携帯用カセットプレーヤーと呼ぶ人はほとんどおらず、「ウォークマン」で他社製品も表していることには異論がないと思われますが、「プレイステーション」だとまだちょっと違和感を感じただけでしょうか。

 また、この廃品回収業者では、家庭用ゲーム機で回収できたのはプレイステーションだけで、任天堂「DS」や「Wii」は人気商品だけに無かったのかなと想像してしまいます。だみ声のおじさんが「ウィー」と言うのは廃品回収独特の節回しのリズムに合わなかったのかも知れません。

2008年07月24日

ビアガーデンの満足度を左右する要因

 北の大地にも夏が訪れ、待望のビアガーデンの季節となりました。
 大暑のこの時期、屋外で飲むビールは本当においしいと感じます。なぜこれほどに主観的満足度が高いのかを考察してみました。

<プラス要因>
・屋根がない
・エアコンではない自然の風
・適度な騒がしさ(雑踏などいろいろな音が混じる適度なノイズ感)
・ビアジョッキがぶつかる音

<マイナス要因>
・スチールの無粋なパイプ椅子
・あまり美味しいとは言えないおつまみ・軽食
・呼んでもすぐこない店員

 屋根のないオープンエアの環境は、そのなかでも強い一因だと感じます。味覚だけでなく聴覚や触感でも味を楽しんでいるのです。少なくとも必ず影響があります。目を閉じて無音の状態でビールを飲んでも美味しく感じません。
 疑問に思ったら、さあ「ユーザーテスト」に出かけましょう!マイナス要因については別の機会にして今日はこのあたりで。。。

2008年03月06日

user experienceすごろくのポスター

user experienceすごろくのポスター

 upa(The Usability Professionals' Association)より面白いポスターが送られてきました。user experienceの「すごろく」です。
 このビジュアルが意図しているのは、どんなメッセージでしょうか。いくつか挙げてみました。

・安直にゴールに到達することはできない。
・進むこともあるが、止まったコマによっては戻ることもある。
・サイコロの目のように運次第。
・メタファーに国境はない(ものもある)?


2008年02月28日

猛吹雪の車中で考えたこと

 吹雪で車100台が雪の中に埋まったヘリコプターからの空撮で有名になった長沼町の隣町に住んでいます。まさにその吹雪の日、どうしても車で出かける必要が生じたために車を出したところ、まもなく暴風雪がさらに強まり、動けなくなった車が続出して大渋滞に巻き込まれました。

 目的地へ車で行くのをあきらめ、Uターンして引き返そうかと思った時には、時すでに遅しでした。運良く数時間で渋滞はおさまり、車が流れ始めて事なきを得たのですが、その時に考えたことを気になった順番に記しておきます。

1)ガソリンの残量
2)スノーヘルパーなど脱出器具を積んでいない
3)携帯電話のバッテリー残量
4)水も食料も車内にない

 ガソリン残量はホントに気になりました。Eの文字サイズが普段より大きく見えてしまいました。こんな悪天候でも携帯電話のエリアにいる限り通話もメールもできるのですごいなと感心したりしていましたが、こうなると携帯電話もパソコンも何の役にも立ちません。

 自然の猛威に対しては、人力で対応できる一線を越えたところからは、除雪車や重機で立ち向かうしかないと痛切に感じました。
 除雪車や事故車を牽引する大型車両がとっても頼もしく見えたのが脳裏にまだ焼き付いています。

2008年01月17日

スクランブル交差点は歩行者のためになっているか?

スクランブル交差点にある歩車分離式信号機

 これまで通常の信号機であった交差点が、いわゆるスクランブル交差点になり、信号が「歩車分離式」に変わるところが増えています。今回はこのスクランブル交差点およびそこに設置される歩車分離式信号機について考えてみましょう。
 思いつくメリットデメリットを挙げてみます。

○メリット
・「人」と「車」を完全に分離するため、車の左折や右折時に歩行者を巻き込む事故を未然に防げる。

×デメリット
・歩行者用信号が赤になっている時間が長く感じる。
・歩行者が車道の信号機の変化だけを見て、青になったと誤解をしてまだ赤なのにもかかわらず飛び出してしまうことがある。
・右折待ちの車がスクランブル交差点内でとどまった状態で、歩行者信号が青になってしまいそのまま取り残されることがある。(歩行者がとぎれて車が動き出す時が危険です。)
・待ちが長いため渋滞になる可能性がある。


 もちろん交通安全のため、メリットで挙げている「人」と「車」の分離を目指して導入されていると思います。ただし例えば東京銀座や渋谷駅前など歩行者が斜めに横断することの利便性が高いような場所では有効でしょうが、交通量が比較的少なめの場所では、逆に過渡期の混乱があるように思います。
 最初からスクランブル交差点であれば気にならないでしょうが、スクランブル交差点への変更前の状態に慣れているからこそ、このような移行時の問題が出ているのではないでしょうか。

2007年12月21日

運転免許更新のコンテキスト

 先日運転免許の更新に行ってきました。機器の表示画面やハードウエアの使い勝手の話ではありません。コンテキストの話題です。
今回は軽微な違反があったので、ゴールドを返上し青になりましたが、皆さんご存じの通り運転免許の更新のときには更新時講習というありがたいお話を聞かなければなりません。

 この更新時講習のスケジュールですが、優良講習(無事故無違反)より一般講習(軽微な違反)のほうが一日に実施される回数が少なくなっていることを発見しました。これは忙しい身にとっては特定の時間帯に行かなければならないし、その時間帯直前の書類受付が混雑するので困ります。

 違反を懲らしめる意味で一般講習(軽微な違反)の回数をわざと少なくしているのでしょうか?
いつでもどこでも受けられるというユーザーの利便性を落として、「こんなに不便になるのは困るから次回は違反しないようにしよう」という動機付けにしているのではないでしょうか。

 考えすぎで優良講習を受ける人数が単純に多いので、その割合から単純に回数が算出されているということかも知れません。更新場所によってもまちまちである可能性もあるでしょう。詳しい方がいらっしゃいましたら教えてください。

2007年12月18日

X'masは緑、白、赤のイメージ

X'masは緑、白、赤のイメージ

商業的な意図で作られたイメージとのご批判を承知ですが、某年代平均的日本人の感覚でクリスマスの色は、緑と白と赤の3色が圧倒的に強いようです。
突撃口頭アンケートでは、クリスマスの色は緑、白、赤の順番で緑が僅差でトップですが、白も強いですね。

生まれついてからこのかた、消費者として育ってきた某年代の我々には、クリスマスと言えば、ツリー、柊(ひいらぎ)、ポインセチア、サンタ、山下達郎そして雪。
幼少時から刷り込まれたイメージは、なかなか拭い去ることはできません。
あなたのクリスマスは何色ですか?

2007年11月24日

クリスマスは赤と緑?

クリスマスは赤と緑?

ここ数年の流行なのでしょうか、クリスマスのイルミネーションなどテーマカラーをブルー系にしているショッピングセンターを見かけることがあります。
確かにセンス良くまとまっていて、全体デザインの統一感もあるので凄く素敵です。
ただ何か年末のクリスマスのイメージが湧いてこないのです。消費意欲もなぜか喚起されません。

紋切り型かも知れませんが、小市民の私の中ではクリスマスは赤と緑が基調です。ウン十年生きてきた経験として、色の刷り込みはかなり力強いインパクトを形成しています。
今度色のイメージについての調査をしてみようと考えています。
皆さんのクリスマスの色は何色ですか?

2007年10月07日

聴衆はあなたの身振りや態度だけを見ている?

先日あるイベントでプレゼンテーションをする機会がありました。
その際にプレゼンの内容ではなく、話し方や声のトーン、身振りなどプレゼンテーションの様式について、評価を受けるということになり、その評価結果を後日受け取りました。

ある程度の予想はしていたものの予想以上に悪い評価を受けてしまいました。
これはユーザビリティや情報デザインを語る者としては致命的なことです。指摘事項に注意を向けるようにして、今後は内容を魅力的に伝えら得るようなプレゼンに改善していきたいと思っています。

・情報の受け手は対面コミュニケーションでどんな情報を得ているか
<言語メッセージと非言語メッセージが異なった際に、受け手はどちらを優先するか>

 言葉の内容・・・7%
 話し方・・・38%
 表情、身振り・・・55%

(アルバート・メラビアン教授の非言語コミュニケーションの研究より)


ともあれ、うすうす自分で感じていても他人から指摘されないと、あらためて認識しないことを実感しました。
ユーザビリティに限らず第三者の視点というものは非常に大切です。
言い訳したいこともあるのですが、「聴衆はあなたの諸々の事情など知りません」というのもまた真実です。

2007年09月16日

直感はなぜおおよそ正しいのか?

最近、何かを選ぶ理由について、いろいろと考えを巡らせています。
私はそもそも人は合理的、経済的な理由でものごとを選択するという前提で、世の中の仕組みが成り立っていると考えていました。

ところが、人間の脳の活動のなかでは、言語で表現可能で顕在化している思考は数パーセント程度という説を書物などで知りました。残りの90数パーセントは言語化されずに、ほとんど何も考えずに!瞬時に選択されてしまうということです。
さらにその瞬時の直感による選択ともいえるものは、合理的に長考して得た選択とそれほど違いがないという結果もあるとのこと。

人間が情報活動を停滞させずに、ドンドン物事を処理して生きていくための知恵だそうですが、このあたりのメカニズムに興味を持つようになりました。
通常の思考経路ではない、直感での判断のよりどころは何でしょうか。
直感とは、何がそぎ落とされていて、あっという間の判断になるのでしょうか。
ある種のマーケッター、さらには詐欺師と言われる人たちは、まさに人間の直感の周辺にアプローチしているのだと思います。

直感がもたらされる具体的な因子が気になります。
ひょっとしたらユーザビリティの指標である「満足度」にも関係があるのではないかと想像しています。

2007年07月26日

「ユーザデザイン」について情報発信します

 弊社のユーザビリティエンジニア、情報アーキテクトが「ユーザデザイン」について情報発信していきます。
私たちの考え方、デザインへの関わりに対するアプローチを知るきっかけになれば幸いです。

・ユーザビリティノウハウに関しての雑感・読み物(コラム)
・「デザイン」や情報アーキテクチャについての考え方
・実践できるアイデアTIPS集

などを予定しています。

About コラム

ブログ「ユーザデザインブログ」のカテゴリ「コラム」に投稿されたすべてのエントリーの一覧ページです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

前のカテゴリはイベント(ユーザデザインにかかわる催し)です。

次のカテゴリはデザインです。

他にも多くのエントリーがあります。メインページ一覧ページも見てください。

  • DESIGN IT! Conference 2009 クラウド時代のユーザーエクスペリエンス
Powered by
Movable Type 3.34