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街でみつけたわかりやすいもの→○ 一覧

2010年2月 1日

書店内の検索端末からのプリント内容 → ○

書店内の検索端末からのプリント内容 → ○

 大型書店で書籍を探す検索端末を良く見かけるようになりました。検索結果をプリントアウトできるものも多く、かつては酷いユーザインターフェースで貧弱なプリント結果しか得られず、使い物にならないことが多かったのですが、最近はかなり向上していると感じます。

 この例もその一つで、書籍のある棚番号と、その場所を水平レイアウトマップ上に矢印を沿えて示しています。ここまで描いてあると容易に該当場所にたどり着きます。
 過去には「文芸」とか「実用」などといった書籍のコーナーまでしか情報がなかったので、そのエリアが広い場合には、本があったのにもかかわらずその棚にたどり着けずに、あきらめて離脱してしまうことがありました。
 ちょっとした違いですが、ここが最も大きな進歩であり、ここまでやらないと店内マップを示す意味がないとも言えるでしょう。

2010年1月 8日

ターゲットユーザーへ配慮する → ○

ターゲットユーザーへ配慮する → ○

 渋谷と表参道の間にある私立大学の正門付近で見かけた案内図です。なぜこんな当たり前の内容をわざわざ掲示するのでしょうか?
 案内図の制作意図はおそらくこんな感じではないかと想像します。この大学に毎日通う学生は、この案内図の対象者ではありません。この案内図を必要としているターゲットユーザーは、数年に一度だけここへ来る学生の父兄や学外の一般の方々であることは間違いありません。
 対象者によって、同一の人工物でも全く無駄になるものと、無くてはならないありがたいものに分かれるのですね。

2009年12月16日

手触りでシャンプーとリンスを区別できるボトル → ○

手触りでシャンプーとリンスを区別できるボトル → ○

 ユニバーサルデザインの実例の話として定番になってしまったので、このテーマはここでご紹介することもないのですが、実感として日常の暮らしにおいて役に立つので取りあげてみます。
 ボトルの形状は、シャンプー用、リンス用ともに同じ大きさです。一点だけ、シャンプー用にはボトル表面の一部にギザギザが付いていて、目をつぶっていても触ればその区別がわかるようになっています。浴室という場所でシャワーを浴びている状態であれば、よくよく見ないで手に取りますから、視覚に頼らず区別ができることが実用上とっても便利です。

 ただ区別をするというのが究極の目的ではないので、解決策としては他の方法もあり得るでしょう。たとえば「シャンプーとリンスを混ぜて一体化してしまう」ことにより、区別の必要がなくなりますし、ボトルに音声チップを埋め込んで、さわったら音声メッセージで区別をするなどの方法もあり得るかも知れません。(コストや技術、環境問題その他考慮すべき点はありますので、あくまで例です。)
 どこまで検討の幅を広げるかは、仕事ごとに千差万別であろうと思います。できる限りものごとを幅広くとらえて何のために解決策が必要とされているのかを考えることは重要だと考えます。それによって、生まれるアイデアにも差が出てくるように思います。

■関連情報:
「DESIGN IT!:情報のユニバーサルデザイン シャンプーのギザギザをご存知ですか?」
→DESIGN IT! Webサイトへリンク

2009年11月 5日

遅延証明書が取り放題で置いてある。 → ○

遅延証明書が取り放題で置いてある。 → ○

 ずいぶん前にこのブログで遅延証明書を入手するために、行列に並ぶのは本末転倒という内容のエントリを書いたことがあります。
 その解決策として比較的良い方法を、地下鉄表参道駅で見かけました。遅延時間(10分、20分など10分きざみ)と日付をパンチする方法で、遅延証明書の紙片を大量に菓子箱のような空き缶に入れて、改札口に置いてあるのです。遅延証明書の必要な利用者は、改札を出る際に、その紙片を取っていけば良いのです。
 この方法だと通常に改札通り抜けるのとと変わらない時間で、遅延証明書を入手することができます。駅員の方にとっても、遅延証明発行以外の業務に時間と労力を振り向けることができます。

2009年10月14日

階段の垂直面に次の駅名を表示するのはとても良い → ○

階段の垂直面に次の駅名を表示するのはとても良い → ○

 駅で自分の乗りたい方向の列車がどのホームか迷うことはありませんか?この解決案のひとつを山手線の新橋駅で見つけました。
 一般的には駅の乗車ホームの名称には終着駅か○○方面のような、比較的遠くの目標が表示されることが多いと思います。慣れてくればこれで用は足りるのですが、まだ土地に不慣れな状態のときには、終着駅(または○○方面)と近距離にある駅名が結びつかないことがよくあります。自分自身の降りる駅が乗車駅から近いほど混乱する傾向があるかも知れません。
 遠くの目標と近くの目標の2つがあると、迷いが軽減されるのだと感じました。遠近2つの視点は重要ですね。

2009年10月12日

さりげない気遣い → ○

 創業数十年といわれている老舗のパン屋さんで気づいたことがありました。庶民的で気取ったところはまったくなく、どちらかといえば野暮ったい感じのする普段着のお店です。ここではパンを載せるトレーが伏せて重ねてあるのです。衛生上の気遣いだと思います。よく観察してみるとかなり古い店舗ではありますが、掃除や整理整頓が行き届いていて清潔感は損なわれていません。
 また、レジでの対応に無駄がなく、会計がとても速く終わることに感心しました。基本的なことがきちんと押さえられている飲食店は、味もハズレがないのでしょう。とっても美味しくいただきました。

2009年10月11日

無料ロッカーのアイデア → ○

無料ロッカーのアイデア → ○

 家具やリビング用品を扱う大規模ショップに行ってきました。店内はとてつもなく広いのですが、機能的かつ楽しく買い物ができるようレイアウトされていて、3周も店内を回遊してしまいました。休日なのでかなり多くの人出があったように思います。

 このお店でお客様が持ってきた荷物などを入れておくための無料ロッカーに面白い工夫をしているのを見つけました。鍵のキーホルダーがお店で販売している商品のサンプルなのです。ロッカーの鍵にキッチン用品(スプーン風のもの)が結びつけられています。少し大きいのでかさばるのですが、存在感が大きいので落としても気づきやすいのと、どんな人でも一度はそのキーホルダーになっている商品をまじまじと見てしまいます。
 モノを手にとってもらう方法としては、意外ですがなかなか心憎い方法だなと感じました。アイデアは出尽くしていると思わずに、様々な視点から考える必要があると思います。

2009年9月23日

タグ表示が客観的で誤解が少ない → ○

タグ表示が客観的で誤解が少ない → ○

 諸事情により休日着るものに不自由していたので、複数の店を回り、長考の末結局ごく普通のジーンズを購入しました。ジーンズ購入は15年ぶりぐらいかも知れません。

 3店ほどカジュアルな店を回り、いくつか気づいた点がありました。商品に付いているタグの表示が最も客観的に日本語で表記されていたのが、購入した店でした。店員さんの着こなしや店内のディスプレイなど洋服店としての他の重要な要素はとても褒められたものではありませんが、単品としての情報(素材、色、カタチ、サイズ、金額)はパッと見るだけできわめて誤解が少ないようになっています。

 これは店舗のオペレーションにはとても重要なことであり、購入者に必要な情報構築がきちんと行われていることで、そのドキュメントの一形式が紙の「タグ」なのだと思います。タグは供給側と購入者の双方が、それが何を指しているのか、共通の認識をしていることが必要だと思います。

2009年9月12日

CSS Nite LP, Disk 7(LP7:IAスペシャル)に参加しました #cssnitelp7 → ○

CSS Nite LP, Disk 7「IAスペシャル」

 今日はベルサール神田で開催されたCSS Nite LP, Disk 7(LP7:IAスペシャル)というセミナーに参加しました。休日にもかかわらずおそらく300名を超える参加者であったと思われます。
 最近注目を浴び始めているとはいえ、IA(情報アーキテクチャ)というテーマで、しかもWeb制作関係者が多くを占めるCSS Niteのイベントで、ここまで多くの人が熱心に講演に耳を傾け、ワークショップの課題に取り組んでいるのは壮観でした。また、講師の方々のIA(情報アーキテクチャ)に関する深い愛情と啓蒙していこうとする真摯な姿勢を感じることができました。

 内容はとてもこのブログにまとめきれるものではないので割愛しますが、日々の仕事にも直結する内容なので、大変興味深くセミナーの6時間が短く感じられました。
 また内容以外のこと様々な点で勉強になりました。イベントの進行や、参加者への気遣いなど、司会者個人の力量もありますが、イベントを取り仕切る司会者のパーソナリティによって、イベント全体の雰囲気や印象の大きな部分が形作られることが良く実感できました。

 twitterでは#cssnitelp7で検索すると、辛口の実況中継とともに多種多様な意見コメントが並んでいて、これもひとつの集合知であり、イベント会場を中心としたその外部にも広がる知恵の集積であると思います。参加された方であればなおさら面白く読めるのではないでしょうか。ぜひご一読をお勧めします。

2009年8月 3日

ポップなカート型の乗用芝刈り機 → ○

ポップなカート型の乗用芝刈り機 → ○

 広大な大学の校庭の片隅に、レーシングカートのような乗用型の芝刈り機を見つけました。私はゴルフをしないので不明なのですが、ゴルフ場などでもこのタイプの乗用型芝刈り機が使われているのでしょうか。
 エンジンはkawasakiでした。芝生の緑にオレンジがとても鮮やかです。性能や狭義のユーザビリティはともかく、こんな楽しいデザインの芝刈り機に乗ることができたら、辛い芝刈りの仕事も楽しくなるでしょうね。でも小売価格を見るとかなりびっくりです。

■関連情報:
ハスクバーナ乗用芝刈機
→販売店のWebサイトへ

2009年6月27日

地図を立体にすることでわかりやすくなる → ○

地図を立体にすることでわかりやすくなる → ○

 「地図を読めない・・・」というタイトルの本がありましたが、平面の地図だと位置関係がつかめないことがあります。こんなときポイントを押さえた立体の地図があると、方向音痴の私としては大変助かります。特に大きな建物の場合、3Dになっていると自分のいる現在地と目標の建物の関係が感覚的によくわかります。
 また、この写真の地図の場合、公園の緑の面が方角を明確にしてくれるので、さらに地図が読みやすくなっています。

 しかし、もしこの地図の範囲全部の建物が立体になっていたらどうでしょう。おそらく平面の地図よりはるかにわかりにくくなると思います。
 目的地として厳選された建物だけを立体として浮かび上がらせているので、人間の頭にすっと入ってくるのですね。

2009年6月23日

ほとんど注目されませんがiPhoneの良いところは充電器 → ○

 アーリーアダプターであるIT関連、Web制作会社など業界関係者の利用が多いので、自明のこととしてほとんど注目されませんが、iPhoneの良い点のひとつとして、充電器の実用性とスマートさの両立が挙げられます。

 USBケーブルをパソコンにつないでおけば充電できます。さらに、パソコンから携帯へのデータ転送と、充電を同じUSBケーブルで共用可能です。あまりに当たり前ですが、とても良いことだと思います。パソコンを使っている人ならすぐ類推できますし、コンセントへの接続も同じUSBケーブルを用いてアダプタで実現しており、シンプルで無駄がありません。

 付属品故にコストダウンが優先するのでしょうが、充電器やACアダプターは、必需品で目に触れる頻度が高いはずなのに、外観に気を遣ったものがほとんどありませんでした。これを標準の付属品で実現しているところも評価できます。

2009年6月 9日

デジタルメモ帳「ポメラ」のコンセプト → ○

デジタルメモ帳「ポメラ」のコンセプト → ○

 キーボード入力を備えたデジタルメモ帳「ポメラ」。テキストファイル作成だけの単機能に絞り込んだデジタル文具とでも呼べる機器です。
 ファイルで有名な文具メーカーであるキングジムの製品ということで、ここまで割り切った製品開発ができたのだと思います。単機能にこだわった商品コンセプトは間違いなく○(マル)で◎(ニジュウマル)を進呈しても良いぐらいですね。

 購入前ですが気になったことが2点ありました。分かってしまえば簡単なことですが、店頭でいじくりまわしていた際、2つ折りのキーボードを開くのに苦労してしまいました。キーボードを開くためのトリガーとなるボタンが見つけられなかったのです。あれこれ迷った末に、破壊してはこまるのでシールで図解されていたキーボードの開き方を見て横にあるボタンを押すことを理解しました。コンセプトが良いだけに、この最初のハードルを解決する方法があると良いと思います。
 また、パソコンのようなモジュール商品ではないため、価格がある程度高くなってしまうことは当然ですが、もう少しこなれた価格でないと気軽に買えません。

2009年5月19日

レジの場所がすぐに見つかる → ○

レジの場所がすぐに見つかる → ○

 最近内装リニューアルが行われたスーパーの店内です。リニューアル後に一番目に付いたのはレジのある場所をはっきりと示した天井付近にある「¥マーク」のサインです。
 これまでこのスーパーの店舗は小規模であることが理由で、特殊なレイアウトであったため典型的な場所にレジが配置されていませんでした。このため初めて訪れる人にはレジがどこにあるかわかりにくいという欠点があったのです。
 このサインだけが解答ではありませんが、この問題の改善に、大きな「¥マーク」のサインは十分役立っていると思います。

2009年5月15日

総合医療クリニックにおける事務合理化 → ○

総合医療クリニックにおける事務合理化 → ○

 最近地方都市にも複数の診療科を同じビルの同一フロアに集めて総合クリニックとし、各々の医院の受付と事務作業を総合受付として一括集中している例が増えてきました。
 先日訪ねたクリニックもそのようなスタイルで、会計は自動支払機を使っていました。診察が終わった後、磁気ストライプかICカードの診察券をATMのような自動支払機のカードリーダーに読み取らせて、支払金額を表示させて、現金を投入します。
 感覚的には診察券を入れてから金額画面が表示されるまでの、ホストコンピュータと通信している時間がやけに長く感じましたが、全体として医療行為以外の事務作業については、かなり効率化されているようです。
 また、あまりきれいとは言えない現金の受け渡しによる感染なども防ぐ衛生面の効果もあるのかも知れません。

2009年5月 6日

切り取り用ミシン目があることをわかりやすくする → ○

切り取り用ミシン目があることをわかりやすくする → ○

 通勤にバスを使うことが多く、割引率の良い回数券を買い求めて利用しています。プリペイドカードややsuicaのようなICカードでもなく、磁気ストライプも何もないただ印刷された紙の回数券です。4枚綴りのセットになっており、利用時に1枚づつ切り離して使います。
 最近切り取り線のミシン目の両端に▲(三角)のマークが印字されるようになりました。これは思っていたより使った実感として良い工夫だと思いました。
 これまでは1枚分を切り取る際に、あまり意識せずにエイヤッと切り取ると、ミシン目以外のところで切り離されてしまっていたのが、マーカーとなるしるしがあるだけでかなり改善されます。ほんのちょっとした工夫ですが、これもガイダンスとして目的にかなっていると言えるでしょう。

2009年4月27日

古いタイプのお手洗いのドアロック → ○

古いタイプのお手洗いのドアロック → ○

 最近建設された新しいビルなどの新しいお手洗いでは、ドアロックの金具に文字が書かれていないものが多いように感じます。
 文字の無いドアロックは、造形上のデザインはすっきりしていて見た目には申し分ないのですが、はじめて入る者には開閉の状態がぱっと見てわかりにくいことがあります。
 写真のドアロックはいかにも古めかしいクラシックな感じのするものですが、開閉方向の矢印とOPEN/CLOSEの文字も書かれており、情報量として不足がありません。無骨でしかも冗長かもしれませんが、実用としてはこちらに軍配が上がるのではないでしょうか?

2009年4月24日

おいしそうに見える手書き伝票 → ○

おいしそうに見える手書き伝票 → ○

 食事後レジでの支払いに使う伝票。コンピュータ端末から打ち出した素っ気ない伝票であることは日常茶飯事ですね。典型的なものがファミリーレストランでよくお目に掛かります。

 しかし、この飲食店の伝票はひと味もふた味も違います。ちょっとしたアクセントのイラストと手書き文字のタッチがとてもいい味を醸し出していて、食事の味のイメージとぴったりマッチしています。しかも料理そのものもどれをとっても凄くおいしいのです。
 また、一週間分のランチメニューが出ているメニューも、伝票と同様の手書きで、テイストも完全にぴったり合っています。お店の内装やインテリアは個人的にちょっと趣きが違うと感じられる点もありますが、この手書きメニューや伝票が完全にそれを払拭しています。
 デザインでおいしさを表現し、さらに加速することができるのを身をもって体験しました。

2009年4月13日

工事中の建物を囲う壁面へのメッセージ → ○

工事中の建物を囲う壁面へのメッセージ → ○

 市街地にある建設工事中のビルなどの建物を囲っている壁。無地の壁は少なく、よく見かけるのは、ヘルメットを被ったおじさんキャラクターが「ご迷惑をお掛けしています」と謝っている姿か、取って付けたような花柄や緑の樹木が描かれているものです。

 今日見つけたのは、思いがけないインパクトのあるメッセージが壁面のいろいろな箇所にぱらぱらと書かれている印象的な工事中壁面でした。何気なく読み飛ばしてしまいそうですが、思わずほっとしたり、またニヤリとさせられるようなものもあり、1フレーズ読んでみると、次を読みたくなってしまいます。
 札幌市立大学デザイン学部の皆さんによる企画のようです。このような街を面白くする試みはもっと行われても良いのではないでしょうか。

2009年4月11日

PASMO使えません → ○

PASMO使えません → ○

 JR北海道 札幌駅での券売機付近での「使えます/使えません」の区別表示です。列挙するのが一番単純明快ですね。
 もちろん相互乗り入れによって、流通しているメジャーな交通機関用カードがどこでも使えれば利用者にとって利便性が高いのは当然です。しかし現実問題として似たような機能を持っていながらここでは使えないカードがあるのなら、その種類を明快に示す手段として列挙して図示するのが○ということです。念のため。

2009年4月 7日

掃除用具と洗い場のサイン → ○

掃除用具と洗い場のサイン → ○

 ショッピングセンターのお手洗いにて発見しました。
トイレのサイン、シンボルについてはいくつか感想を書いてきましたが、モップを洗うための深い洗い場(スロップシンク)を含む掃除用具入れのスペースについて、このようなグラフィックで表現したものはあまり記憶がありません。何も表示がないか、あっても白いプラスチックプレートに黒の明朝体の文字で書かれた素っ気ないものがほとんどではないでしょうか。
 一般の人にとっては何が扉の中に収納されているのか一目で分かり、そこで働く人にとっても気分が良くなるような肯定的で楽しいサインだと思います。

2009年4月 3日

コーヒーカップ内側のメッセージ位置 → ○

コーヒーカップ内側のメッセージ位置 → ○

 大手コーヒーチェーンのショップにて発見したことです。マグカップの内側に"Taste the Difference!"の文字が出てくるのに初めて気づきました。ひと口、ふた口飲んでから文字が浮かび上がるような位置にメッセージが書かれています。
 この飲み口からの微妙な位置のメッセージ演出はデザインされているのでしょうね。例えば英語ではなく日本語で書いたらどうでしょうか。驚きともっと強いインパクトがあるかも知れません。
 持ち手を右手で持つ場合と、左手で持つ場合があるので、内側の両面に英語と日本語を表記してもいいのではないかと思いつきました。

2009年4月 2日

打ち合わせの頭出しの無駄話は無駄ではない → ○

 仕事でもプライベートでも複数の人間による打ち合わせの本筋である焦点は、後から振り返れば10分もあれば議論検討できているような気がします。本題に入るまでの時間は何に費やされているかといえば、前提となる情報の共有であったり、もっとプリミティブな参加者間の対話を促すウォーミングアップ会話であることが多いと感じます。

 正味1時間の打ち合わせで、50分が頭出しウォーミングアップ、10分が本題検討といったところが現実の数字かも知れません。頭出しの50分は無駄なのかと問われれば効率主義からすれば無駄だと思われがちですが、いきなり議論のトップスピードに乗れる人はほとんどいないでしょう。
 また、いきなり合意に達するような内容なら、他の手段でも最適解が導きだせるので打ち合わせの場はそもそも必要ないのだと思います。

 舌をなめらかに動かせるように準備すること、脳内を活性化して議論が進めやすいようにすることに時間を費やすのは無駄ではなく、むしろ必要なことだと考えます。その比率5:1が良いか4:1ぐらいにまで短縮できるのかは、内容や参加者に依存するでしょう。打ち合わせ参加者は生身の人間であるが故に、若干冗長であることを許しながら、うまく結論を出して行くべきだと思います。

2009年4月 1日

Cafe it!というネーミング → ○

Cafe it!という名前のエスプレッソマシン

 先月分の集金が回ってきたので思い出しましたが、会社にある毎日お世話になっている旧型エスプレッソマシンには"Cafe it!"という名前が付いています。
 たかが名前されど名前で、ネーミングは重要ですね。周りにはあまり名前にこだわる人が少ないのですが、私にとって"Cafe it!"はなぜか引っかかりが強く、忘れないネーミングのひとつになりました。
 記憶に残る引っかかりはどこから来るのか、どのような要素が影響しているのか、興味は尽きず、一度考え始めると夜も眠れなくなってしまいます。なぜか記憶に残る点、理由がはっきりしなくても、とても重要なポイントです。

2009年3月28日

「情報デザインフォーラム」第3回に参加しました。

「情報デザインフォーラム」第3回 増井様講演 「情報デザインフォーラム」第3回 ポスター

 千葉工業大学津田沼キャンパスにて開催されました「インタラクションデザインの未来」と称した第3回となる情報デザインフォーラムに参加しました。

 元AppleでiPhoneの日本語変換のユーザインターフェース実装に関わられ、この4月より慶応大学SFCに着任予定の、増井俊之様の講演は圧巻でした。増井様の考える「直感的な操作」の本質や、『ユーザに設計させない』というUCD(ユーザ中心設計)についての考え方は示唆に富み、考えさせられるところが数多くありました。
 とても深い内容をお話されているにも関わらず、勿体ぶらず実例を常に示しながら飄々と説明される姿には、感動すら覚えました。
 広範囲な知識とそれをベースにして、ご自身の手で実際にWebサービスとして構築、公開されてしまうという点にも驚きました。構想力と構築力の双方ともトップクラスの力をお持ちなのが、これでもかという位よくわかりました。

 情報デザインフォーラムの集まりは、特定の企業色や大学色に染まらず、情報デザインを志す様々な分野のメンバーが集まるユニークなゆるいネットワークです。
 学生諸君も積極的な人が集まり、会場では近年にない熱気を感じることができました。また企業人もここでは比較的個人ベースでの参加が多いように感じられます。
 参加する「場」の現場感覚が、脳やいろいろなところを活性化させてくれたようです。情報デザインフォーラムは。日本の情報デザインの発信基地として機能していくのではないかと予感しています。


■関連情報:
「界面潮流」第25回 ユーザは使いよう. WIRED VISION
→増井様のUCDに対する考えが示されているコラムへリンク

2009年3月27日

KitacaとSuica相互利用可能 → ○

KitacaとSuica相互利用可能

 今回の東京出張では、2009年3月14日よりKitacaとSuicaが相互利用可能になったので、Suicaを持たずにKitacaだけ持参して上京しました。
 浜松町からのモノレール、JR線はそのままKitacaが使えてとてもスムーズでした。ところがそのままKitacaで地下鉄に乗ろうとして失敗。後から考えれば当たり前で、Suicaが利用可能な地下鉄などPasmoのエリアまでKitacaでは利用できないのでありました。
 Suicaが相互利用できる他社の範囲まで拡大解釈してしまうという私のような誤解をしている方が日本全国にいらっしゃると思いますが、いかがでしょうか?

2009年3月17日

このお店でKitaca使えます → ○

このお店でKitaca使えます

 いよいよJR線以外でのKitacaの利用が始まりました。現在のところJR札幌駅付近のコインロッカーやコンビニ、自動販売機で使えるのが初期段階ですが、駅直結のショッピングセンターでの利用なども順次始まります。
 テーマカラーのグリーンを使いロゴが大きく入ったのぼりを上げてKitacaが使えることをアピールするのは、利用可能な店舗であることを訴える本来の目的とともにKitacaの告知そのものにもなっており、両面でとても効果的だと思います。
 カードの利用範囲が広がることが、ユーザーがカードを保持する強い動機付けになるので、今後の利用範囲拡大にさらに期待したいと思います。

2009年3月 8日

納豆のタレ開封部のガイダンス → ○

納豆のタレ開封部のガイダンス

 加工食品の開封部については、企業レベルで様々な研究がなされていて、商品パッケージ等にその成果が反映されている数少ない例かと思います。
 さて、今回の注目は納豆のタレの開封部です。これは最近見た中ではお気に入りのひとつです。ユーザーインターフェースが良いと感じた具体的項目は以下の通りです。

・「ゆっくり」ココを切り取る と「ゆっくり」という形容詞を用いてどんな風に開封するかのイメージを示している。
・矢印で開封方向と位置をはっきりと表示している。
・開封方向にそってミシン目が入っており、指で簡単に切り取り開封ができる。
・開封部を切り取った直後の状態が図解で示されている。

2009年3月 4日

床掃除中の表示版 → ○

床掃除中の表示版

 このブログでも何回かご紹介してきましたように床掃除中のパターンはいろいろとありますが、今回のタイプはシンプルでわかりやすい表示板だと思います。
 モップでの拭き掃除に際して、「滑りやすいので足下にご注意」というメッセージです。表示項目も適切だと感じます。
 惜しまれるのは薄汚れているのかもうちょっと明るい黄色だと楽しくなるんですが、いかがでしょう。

■このブログでの関連エントリー
清掃中表示板を置く位置 → ×
点検中 立ち入り禁止ボード → ○

2009年3月 3日

電磁調理器(IH)の電源スイッチ → ○

電磁調理器の電源スイッチ

 飲食店のテーブルに組み込まれている電磁調理器の電源スイッチに目がとまりました。
 電磁調理器は、IH調理器と呼ばれることもあり、火を使わずに電磁誘導の原理による誘導加熱を利用して、上に置いたなべややかんを暖めます。
 今回特徴的なのは、右端にある電源スイッチが赤い色でかなり大きな半球状で飛び出しています。これを押すことで、電源入と電源切を繰り返すトグルスイッチになっています。

 電源スイッチは、ほぼゴルフボールの半球ぐらいの大きさを占めています。これぐらい大きく、かつ飛び出ていると特別な存在となり目立つので、最後に電源を切ることを忘れにくいと思います。
 ただし、電源だけを入れて安心してしまい、加熱ボタンを押し忘れてしまう恐れがなきにしもあらずというところでしょうか。


■関連情報: 電磁調理器
→Wikipedia(ja)のWebサイトへリンク

2009年2月12日

点検中 立ち入り禁止ボード → ○

点検中 立ち入り禁止ボード

 エスカレータ点検中の場面に遭遇しました。点検作業中のエリア内へ一般の通行人が入っては困るので、「進入禁止」の交通標識風のマークと、立ちふさがる少年をイメージさせる黄色のボードを並べていました。
 注意を促す黄色に加えて、ユーモラスな形状も感情に訴え、かつ目立つので良いと感じました。
 無意味に花を描いたり、とってつけたようなキャラクターをあしらうより、立ちふさがる少年の方が進入を防ぐ目的に合っていると思います。
 これなら小さい子供や日本語が得意でない外国人の方まで幅広く対応できる良いアイデアだと感じました。

■このブログでの関連エントリー
清掃中表示板を置く位置 → ×

2009年2月 6日

JR札幌駅の電光掲示板が見やすくなりました。 → ○

JR札幌駅の電光掲示板が見やすくなりました

 JR札幌駅の改札の上部やホームにある発車/到着時刻と行き先を表示する電光掲示板がリニューアルされ、とても見やすくなりました。
 この写真では少々見づらいのですが、背景色と文字色の関係も適当であり、光量も十分で視認性が格段に向上したように感じます。
ユニバーサルデザイン
のひとつの実現形態ではないでしょうか。
 2009年2月6日現在、JR北海道のWebサイトや広報誌等には掲載が無いようですが、素晴らしい取り組みなのでもっとPRしても良いと思います。

2009年2月 4日

盲導犬など補助犬とペットを区別するアイコン → ○

盲導犬など補助犬とペットを区別するアイコン

 ショッピングセンターにて発見しました。形状も色も対比が鮮明なので、補助犬とペットの区別がはっきりつきます。
 しかも犬好きには心憎いラブラドールの形でイメージにぴったり。すごく良いデザインだと思います。
 補助犬のアイコンについて、何らかの規格でグラフィックシンボルの統一があるのかどうか不明です。もし詳しい方がいらっしゃいましたらご連絡いただければ幸いです。

■関連情報: 補助犬
→Wikipedia(ja)のWebサイトへリンク

2009年1月26日

具体的なゴミ箱 → ○

具体的なゴミ箱(某コンビニ前)

 再三のゴミ箱登場です。今回はこのゴミ箱に捨てて良いゴミの種類を、具体的に代表例として列挙して描いてしまった例をご紹介します。
 ゴミの分別そのものの議論はさておき、分別という目的に合っています。「燃えるゴミ」などルールを示すのではなく、絵を見て誰でも理解できるという点でとても優れています。

 惜しむべきは、英単語で文字による説明を書いています。リアリズムに徹するなら個人的には最後まで徹底して絵で表現して欲しかったなと思います。お弁当のトレーには箸まで描き込んでいるのですから。

2009年1月21日

コインロッカーの操作パネルGUI → ○

コインロッカーの操作パネルGUI(JR渋谷駅)

 JR渋谷駅のコインロッカーでわかりやすい操作パネルを見かけました。
 奇をてらわずオーソドックスで周囲と調和した良いデザインだと感じます。「預け入れ」と「取り出し」を色とアイコンによって、はっきりと区別できるよう表現されています。アイコンの表す意味も独りよがりではなく、十分意図が伝わってきます。
 ガイダンスが多国語対応になっており、日本語、英語、韓国語、中国語の4カ国語に切り替えられるのも優れています。

2009年1月19日

モヤイ像はこちら30m → ○

モヤイ像はこちら30m(案内掲示)

 渋谷駅にて発見したモヤイ像とハチ公の場所を示す案内表示です。
 私のように田舎から出てくる者にとっては、方向と距離が掲載されているのは大変ありがたいことです。
 実際には、モヤイ像やハチ公前で待ち合わせをすることは少ないと思いますが、現地に不慣れな者にとっては必要なもので、待ち合わせ場所を意味するアイコンも付いていて重宝しました。

2009年1月14日

セールは暖色系 → ○

セールは暖色系(札幌駅付近)

 1月も中旬となり、世の中の小売店は特売セールの真っ盛りです。『再値下げ』というPOPも目に付きます。
 「値下げ」や「セール」「SALE」の文字もしくは背景色は暖色系がほとんどです。特に赤は定番中の定番ですね。寒色系はほとんど見あたりません。
 特売セールに暖色系を使うのは何が理由でしょうか。いくつか仮説を立ててみました。

・赤字覚悟で販売しているというムードを醸し出す
・購買意欲を刺激することができる色だから
・単なる過去からの慣習だが、長年続くと結果として顧客の記憶に残り、「赤=セール」という条件反射を誘因する

2008年12月25日

「おす」と書かれている → ○

「押す」と書かれているチルドカップコーヒーのふた

 用語が矛盾していますが、ホットで飲むチルドカップコーヒーを買い求めて飲んでみました。暖かいペットボトルのお茶などが納められた加温機で販売されているコーヒー飲料です。
 飲み口が写真のようになっており、プラスチックふたの「押す」と書かれている部分を押すことにより、プラスチックふたの裏に隠されたアルミ箔のふたに穴を開け、そこから口を付けて飲むことができます。

 このような凝った容器の場合、「押す」と書き添えてあることは重要です。説明がなければ適当に試してみるしかないのですが、飲料なのでやみくもに押したり引いたりひねったりすると、こぼす危険性が高いと言えます。危険回避のために文字で「押す」と書いておくことは、狭い範囲では正解かと思います。

 ただし、本当は文字で説明しなくても理解可能な形状や飲み口を工夫するのが本筋でしょうが、相当難しいと思います。
 容器が凝っていればいるほど、利用者にとってはそのカタチが初対面であり、何を意味するのかがわかりにくくなるからです。

2008年12月16日

コインロッカーの状態表示 → ○

コインロッカーの状態表示

 駅に近いショッピング街にあるコインロッカーの空き/使用中表示です。コインロッカー表示部のインターフェースはまだまだ悪いものが多い中で、比較的良いと思います。
 コインロッカーの利用者にとっては、空いているか使用中か、はっきりわかることが最も大切です。青が空き、赤が使用中という区別は、鍵で開け閉めするメカニカルなロッカーやお手洗いでも使っているため、歴史があり類推が比較的容易です。

 残念なのは「青ランプは使用可能」という但し書きが後付けであることです。できればデザイナは書きたくなかったのでしょうが、わからないとの問い合わせが多数あり、後から掲載せざるをえなくなったのでしょう。通常の場合、文字での補足は必要なので、最初の構想から文字表示をデザインの要素として考えておくべきでしょう。

2008年12月11日

矢印の違いが重要です → ○

矢印の違いが重要

 地下街通路における地上ビルへの入口を示したボードです。折れ線矢印と斜め矢印の向きがとても重要です。
 前方左側を示す矢印と、正面に近い左側斜め前方を示す矢印が微妙に違うことで、両者が区別され、目的地の位置がよく理解できます。

 この場所では同じ矢印にしておいて、ビルの近くまで来てから区別する方法もありますが、遠くから目標を一意にできるので、写真のやり方がより良い方法だと思います。

2008年12月 1日

お弁当店の味噌汁カップ用手提げ袋 → ○

弁当店の味噌汁カップ用手提げ袋

 このところの不景気で、お昼時には大変にぎわっているお弁当店。サラリーマンの観察をする場所のひとつとしても最適です。
 お弁当のほかに豚汁や味噌汁を注文すると、豚汁はカップに入れた後、単独で汁物専用の手提げ袋に入れてくれます。これが思った以上に優れものです。

 袋の周囲の大きさは、ほぼ味噌汁カップにぴったりで、袋の底から持ち手までの高さはカップの高さの2倍以上の長さになっています。
 この工夫により以下の利点があります。

・袋の周囲がカップにぴったりのため、ぐらぐらしないので、袋の中でカップが横倒しになってこぼれる心配がない。
・カップに対して袋の縦が長いので、片手に他の弁当や荷物と同時に持ってもカップ部分は斜めにならず、ほぼ垂直が保てる。よってこぼれる心配が少ない。
(袋の縦方向の長さが短いと、複数のものをぶら下げると内容物が斜めになってしまう。)

2008年11月27日

お手洗いのアイコン 大きいのは → ○

お手洗いのアイコン

 ご好評をいただいているお手洗いのアイコンシリーズです。今回はアイコンというよりサインボードですが、ほとんど説明の必要はないでしょう。遠くからでもお手洗いだとすぐに認識できるサイズは重要です。
 もちろん大きければ何でも良いという訳ではなく、一定の美観を備え、周りとの調和は確保されており、バランスもいいと思います。

2008年11月26日

「カレル・チャペック その生涯と時代」 → ○

「カレル・チャペック その生涯と時代」 「カレル・チャペック その生涯と時代」

 北海道大学総合博物館で開催されている「カレル・チャペック その生涯と時代」という企画展を見てきました。
 ロボットという言葉の生みの親として知られているチェコの劇作家の生きた時代をその作品とともに振り返る内容です。

 カレル・チャペックは作家だけではなく、ジャーナリスト、エッセイスト、画家、イラストレータ、園芸家としても知られ、趣味人として様々な分野で活躍した人です。
 二つの世界大戦の間という厳しい時代に生きながら、プロフェッショナリズムに徹し、体制に流されない個をきちんと持つとともに趣味人としての余裕をも感じられるとても良い企画展でした。

 著作に紀行が多数ありますが、観察眼はとても鋭くその当時の暮らしの文脈が目に浮かぶようです。ひとびとの暮らしの情景が眼前に浮かんでくるわかりやすい紀行は、エスノグラフィーの一種と呼ぶこともできるのではないでしょうか。

 社会に問題を問うジャーナリストであれば当然だと思われますが、テクスト、写真、イラストレーションなどあらゆる表現手段を使って世に問いかけるやり方は、私たちの企画方法にも参考になると痛感しました。その才能には圧倒されますが、不思議に重い感じは受けません。よき趣味人としての余裕のなせる技でしょうか?

■関連情報: カレル・チャペック
→Wikipedia(ja)のWebサイトへリンク

2008年10月30日

札幌デザインスイーツという取り組み → ○

札幌デザインスイーツ

 パティシエとデザイナーのコラボレーションから生まれた全く新しいスイーツ。札幌で毎年開催されているアート/デザインのイベント「SAPPORO DESIGN WEEK」での今年のテーマのひとつです。29日から限定発売されていることを知り、早速"Block Cake"を購入してみました。期待通り外観も味も大満足でした。ルック&フィールとテイストが一致しています。

 「SAPPORO DESIGN WEEK 2008」Webサイトからの引用ですが、『「デザインスイーツ」には、デザイナーの視点から生まれた新しい発想のスイーツを通して、もっと身近にデザインを感じてもらいたい、との願いが込められています。デザインは、商品に付加価値を与えるだけではなく、私たちの暮らしをもっと豊かにするためのものです。生活のちょっとしたひと工夫もデザインなのですから。』とあります。
 
 このコンセプトには大賛成です。身近なところからデザインの力を活用し、ちょっとした喜びを得たり、普段の生活の満足度を高める取り組みにはぜひ協力していきたいと思います。

■関連情報: 札幌デザインスイーツ

2008年10月28日

プリンタインク切れ時の画面ガイダンス → ○

 自宅で使っている一般家庭向けのインクジェットプリンタのインク残量が少なくなり、やがて印刷できなくなりました。インク残量がゼロになった瞬間に、インクカートリッジの変更を促す画面が表示されたのにはちょっと驚きでした。
 画面ガイダンスで指示された通りにインクカートリッジを袋から取り出し数回振って、指定の場所に取り付け、印刷を続行することができました。
 その昔はインク切れや紙が詰まった際の操作ガイダンスなどはユーザーインターフェースの悪い見本のように言われたものでしたが、最近は改善されていると感じます。

 プリンタやソフトウエアの状態(インクがわずかに残っているか残量ゼロか、プリンタのふたが開いているか閉まっているか、印刷途中か否か)によってその状態に応じた指示を具体的に画面表示できることが、ガイダンスの使い勝手向上につながっているものと思います。

2008年10月26日

受付けられない捺印を図示している申込書 → ○

受付けられない捺印を図示している申込書

 某流通系のオンライン銀行の申込書が、図示を多用していて面白かったのでご紹介します。
 捺印欄に二重に捺印してしまったとか、枠線をはみ出ているなど申し込みを受け付けられない印の押し方の悪い例を図で示しています。図示の捺印NG集は今までありそうでなかった方法です。
 これをみると、「じゃあ捺印をやめたらどうか。」とも思ってしまいますが、捺印が必須なら、図示はひとつの有効な手段だと思います。
 

2008年10月24日

指定階のみに止まるエレベータの工夫 → ○

指定階のみに止まるエレベータの工夫

 地下1階と10階だけに止まるエレベータです。他の階の停止ボタンをプラスティック板でふさいで押せなくしただけですが、機械や制御ソフトウエアを改造するだけではなく、このような方法も十分有効だと思います。
 やりたいことは実現できますし、この方法でバグがでることはないでしょう。コストダウンにつながります。

2008年10月15日

待合室の長いすの工夫 → ○

待合室の長いすの工夫

 某低価格チェーンの理髪店にある待合のための長いすのちょっとした工夫についての話題です。
 この店の長いすにはカットスペースに近い席から順番に並んでもらい、空きができたら詰めてもらうために、ガイドラインとして矢印マークと番号が付いています。
 一見たいしたことがないようですが、言葉で書くには冗長すぎる内容なので、このようなガイドライン的な工夫は有効だと思いますし、今後増えてくるのではないでしょうか。

2008年9月26日

自動水栓の表面部表示 → ○

自動水栓

 蛇口に手をかざすと、センサーが感知して水が自動的に出てくる自動水栓は最近の洗面所では珍しくありません。
 しかし一目見て使い方がわかるような実用性とともに、気の利いたデザインが両立するものに遭遇しませんでした。
 そんな中オフィス近くの飲食店にある自動水栓がわりに良いことに気づきました。水栓上部に描かれているのは「自動」の文字とともに、水が流れ出すイメージの縦のラインと、手をあわせているアイコングラフィックのみの構成です。シンプルに表現されていて、無駄がなく気持ちの良いものです。
 (写真では肝心なところが写っておらず申し訳ありません。)

2008年9月 5日

ユーモラスな標識 → ○

ユーモラスな標識

 大学構内で見つけたとてもほほえましい標識をご紹介します。
 伝えたいことは「枝が落ちてくるから頭上に注意」ということなんですが、標識のカタチが木の形状になっていて色も芝生とマッチしていて、しっくりきます。
 歩いていてなんとなく楽しくなる標識だったので、取り上げてみました。○の理由は好感度、好印象です。なんとなく良いのも実は奥が深いデザインだと思います。

2008年8月 6日

紙類など燃やせるゴミ → ○

紙類など燃やせるゴミ

 コンビニ店の前で見つけたよくある素直なゴミ箱です。しつこいようですが、またゴミ箱のビジュアル表現の話題です。
 以前もえるゴミはこちらのビジュアルはその意図が伝わらないと×にしていました。今回は「燃える」「燃えない」にこだわったビジュアライズではありません。そのゴミ箱に入れられる対象のゴミがどんな素材、形状のものかをずばり絵にしただけで、何のひねりも遊びもありません。

 ただ、それが実用性としては大切です。ターゲットユーザー(ゴミを捨てることを理解できるおおよそ5歳以上の人)にとって、あれこれ頭をひねって考えずに0.2秒でわかることが必要なのです。

2008年8月 3日

忘れ物注意のメッセージ → ○

 公共交通機関で、忘れ物をしないように注意を促すためのメッセージを見つけました。バスの車内前方、運賃表示用の電光掲示板の横に「忘れ物にご注意ください」というメッセージ板が取り付けられていました。
 地味ですが情報デザインとして悪くはないと思います。ただし美的かどうか、グラフィックデザインとして優れているかどうかは別問題です。

<良い点>
・文章とともにアイコンが添えられていること。
・アイコンが忘れ物の上位にくる「傘」、「カバン」、「カギ」をシンボライズしていること。

<悪い点>
・最初からそのメッセージ板が取り付けられることを想定したデザイン(設計)になっておらず、後から貼り紙的になったこと。

2008年7月29日

掲載物のない状態のinformationボード → ○

掲載物のないinformationボード

 広告ポスターや情報掲示のチラシなどを貼り付けるボードです。地下街などの通路の壁面に見かけることがあると思います。
 informationボードなのでポスターや広告が貼り付けられているのが通常の状態と考えられますが、広告が集まらないなど、貼り付けるものがないときもあります。この何も掲載物がない状態で、間抜けな感じにならないようにするのが結構大変です。枠の中に別のモノがある場合と無い場合の両方で、違和感なく見えることは、想像以上に難しいことです。
 
 今回のinformationボードの例では、丸い点がデザイン上のアクセントだけではなく、紙の掲載物を貼り付ける場合の位置決めとしても役に立っています。実用と全体との調和の点で優れたデザインのひとつだと感じました。

2008年7月18日

1000円カット店のチケット販売機 → ○

 ご利用になっている方もそうでない方もいらっしゃると思いますが、低価格とスピードを売りにした理髪チェーン店があります。1000円均一サービスなので、千円札専用のチケット販売機が入り口付近にあります。
 今回話題にしたいのは、自販機のマンマシンインターフェースではなくその割り切りです。五千円札、一万円札などおつりの必要な高額紙幣は受け付けず、きっぱりと千円札専用です。
 これがチケット販売機の構造をシンプルにして、総合的なコストダウンが図れているのです。

 スタッフのトークは「両替はできません。申し訳ございませんが他のお近くのお店かコンビニなどでお願いいたします。」でした。
 低価格路線に徹底するなら低価格への潔さが店の中全体にデザインされていることが必要で、チケット販売機はそのコンセプトを象徴する良い例だと感じました。

2008年7月16日

出口ではありません → ○

JR品川駅と京浜急行品川駅の間に設けられた注意書きの垂れ幕

 『出口ではありません』
 JR品川駅と、京浜急行品川駅を結ぶ乗り換え専用改札口の上部に架けられた垂れ幕にに大きく書かれたメッセージの文言です。
 垂れ幕のさらに上にある『JR線のりかえ』だけで用は足りるではないかと思いますが、自動改札の場合には、間違えて改札を通過してしまうと、かなり面倒な手続きが必要です。

 そのデメリットを未然に防ぐためには、この巨大すぎる『出口ではありません』の文言は現状のところ有効な対策だと思います。

・予備知識のない人が一目で理解できる。
・安価に実現できる。
・利害関係者の調整がほとんど不要。
・ハードウエア(建設工事含む)やソフトウエア開発が不要。

 本来は「注意を促す」よりもっと根本的な解決策を見いだすほうが一般論としては良いと考えます。ただし、それには相応の時間と桁の違うコストが予想されます。自動改札のシステムや料金精算の方法、複数の鉄道会社間の料金分配の方法などの問題をきちんと分析して、まったく違ったアプローチによるユーザビリティ上の問題解決ができるまでは数年かかるでしょう。
 いつまでも垂れ幕という訳にもいかず、どこかのタイミングでは本来的な解決を目指すことになると思います。その見極めが困難ながらも大切だと感じます。

2008年4月 3日

バスターミナルでの遮断機 注意書き → ○

バスターミナルでの遮断機 注意書き

 通勤に利用しているバスターミナルの横断歩道にバス用遮断機があります。遮断機があるのは線路ではありません。バスの発着場です。その遮断機の機械を収納する箱に大きな注記書きが書かれています。
 ここは以前横断歩道がなく、歩行者は横断禁止でした。となりのバスレーンへ行くために階段を使わなければならず、不評でバスのすき間を縫って横断する人がいて危なかったところです。
 横断歩道ができてからは幾分便利になりました。

 ただし、バスターミナルだけにバスの運行が優先であり、遮断機が下りている時間が長いので、注意書きを記載することになったのでしょう。
 あらかじめ利用者にデメリットとなる情報を伝えておくことは大変重要だと思います。

2008年3月27日

ドア開閉部のユーザーインターフェース → ○

縦方向取っ手のドア

 ドアの取っ手についての話題を以前書きましたが、当然ながら縦方向の取っ手のほうが、開く部分がどこか直感的にわかりやすいと感じました。これも一種のアフォーダンスでしょうか。
 これだと指のシールにも通りかかる人の注意が向き、指を挟まれないように注意を喚起するというシールの意味もあります。開閉部以外の部分を押そうとしてドアにぶつかっている人はひとりもいませんでした。

2008年3月16日

ジェットタオルの説明ガイダンス → ○

ジェットタオルの操作ガイダンス

 ジェットタオルという商品名が良いので、一般名詞がなかなか思いつきませんでした。お手洗いなどにあるガーッと強風でぬれた手を乾かす機械です。「ハンドドライヤー」というのがこの商品の一般名詞なんだそうですね。これはセスナやポストイット、サランラップ並のデファクトスタンダードになっている証拠でしょう。

 ジェットタオルの説明ガイダンスは、文字による説明と絵による補足および赤ランプ点灯による操作段階における現在位置の表示です。この種の取扱説明としては必要十分だと思います。
 生まれた時から身近にあれば操作ガイダンスなんてなくてもいいのではと思ってしまいますが、ある程度の年齢ではじめてこれに出会ったら、最初はやっぱり操作ガイダンスが必要なんです。

2008年2月22日

簡単に解体できる段ボールの靴箱 → ○

簡単に解体できる段ボールの靴箱

 特価品セールの表示につられて、久々にスニーカーを購入しました。今回はスニーカーそのものではなく、その箱についての考察です。

 このスニーカーの箱は、箱として組み立てるのに接着剤やホチキスなどをまったく使っておらず、捨てたり段ボールとして他の用途に使うために、バラバラに解体するのが非常に簡単スムーズでした。力を使わずに、わずか数十秒で組み立て前の1枚の段ボールにすることができます。

 最近の傾向として、リサイクルが謳われていますが、箱としての体裁を優先してか、まだまだホチキスや接着剤で接合部分を固められた箱が多いように感じます。ホチキスの金具や、接着剤を使っている場合には、箱をつぶすのにどうしても段ボールを破る必要があり、相応の力を必要とします。
しかし今回のスニーカーの箱は、1箇所も接着されているところがないので、破る必要がないのです。
 箱として使ったあと廃棄や再利用のことを考えられた箱のひとつだと思います。このデザイン視点はすごく大切だと思います。

2008年2月11日

操作に対するフィードバックがある → ○

おしり洗浄トイレ操作パネル

 某社の新型トイレのユーザーインターフェースについての話題です。
おしり洗浄の操作パネルが壁面にあり、中央には液晶のディスプレイも装備されているいかにもITっぽい雰囲気を醸し出しています。操作パネルは一見するとドアホンや音楽プレーヤーのようにも見えます。
 ボタンを押すとそのボタンアクションの機能名がフィードバックとして、中央の液晶ディスプレイに表示される優れものでした。
 例えば、おしり洗浄のボタンを押すと、液晶ディスプレイに「おしり」と表示され、停止ボタンを押すと「止」と表示されます。利用者が見ることができる程度の時間が経過すると、デフォルトの画面に戻ります。

 ひとつだけ個人的にわだかまりが残るボタン名がありました。おしり洗浄に「おしり」と「やわらか」という2種類のモードがあり、それぞれがボタンのラベル文字列になっていました。あとから体感的に意味はわかりましたが、「おしり」という洗浄する対象の体の部位に対して「やわらか」という水の勢いおよび水流の集中/拡散の度合いを並列にするのは、少し疑問を感じました。
 冗長かも知れませんが、「おしり(やわらか)」としたほうが望ましいのではないでしょうか。ボタンのアイコンには上手く表現されているのですが。。。

<良い点>
・ユーザーの操作に対して、適切なフィードバックがある。
・フィードバック表示の時間が適当で、違和感がない。

<悪い点>
・ボタンラベルの文字列表現が、同一の視点で貫かれていない。

2008年2月 6日

バスでもsuicaが使える → ○

suica

 先日の出張の帰りに横浜駅から羽田空港行きのバスを利用しました。
その時まで知らなかったのですが、路線バスでもsuicaが使えるのですね。これは非常に便利です。ひとつのカードが複数の鉄道会社、地下鉄にとどまらずバスでも共通に使えるのはすごく助かりますね。このような連携はドンドン進めてもらいたいと思います。
 改札や料金支払いなど単独のユーザビリティではなく、地域の「交通システム」全体にかかわるユーザエクスペリエンスの向上に役立っていると感じます。

<メリット>
通常の1日の移動圏内であれば、公共交通機関の支払いがsuica1枚ピッで済む。

<デメリット>
チャージ直後のsuicaを落としてしまったら、そのまま他人に使われてしまう。
(でもこれは現金を落とすのと同じ当たり前の話で、匿名なのでその数千円で被害は終わり、それ以上のリスクはないことで逆にメリットかも知れません。)

2007年12月 3日

「ひらく」と「とじる」の大きさが違う → ○

「ひらく」と「とじる」の大きさが違う

某ビルのエレベータの操作ボタンパネルです。
バリアフリー云々ではなく、「ひらく」と「とじる」のボタンの大きさが異なっていることがずごく使い勝手の良さにつながっています。
色だけではなく大きさまで違っていることが良いポイントです。大きさの違いによって、2つを明確に区別することができます。

古いエレベータの操作ボタンだと、ほぼすべてが同じ大きさのボタンで同じような意味合いの配置の「開」と「閉」だったりすることが多いようです。漢字の文字列も似ているのでつい間違えてしまいますね。

2007年11月29日

お手洗いに荷物を置くスペースがある → ○

荷物を置くスペースが設置されたお手洗い

最近勤務先オフィスビルのお手洗いが一部改装されました。
お手洗いにはユーザーインターフェースやコンテキスト(利用者の文脈)にまつわる話題に事欠かないのです。

顧客志向のショッピングビルではもはや当たり前のことかもしれませんが、便器の近くにカバンなどを置くためのスペースが新たに設置されています。これは日々利用しているわたしたちより、来客として来られる方にとても好評です。
大きな荷物を抱えてお手洗いに入った時には、地面に直接カバンを置きたくないものですね。
利用者の立場になって、施設・店舗・サービスを考える。ハードウエアでもソフトウエアでも同様だと思います。

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