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ユニバーサルデザイン 一覧

2010年01月16日

手作りの貼り紙をしなければならない → ×

手作りの貼り紙をしなければならない → ×

 地下鉄駅プラットフォームでの行き先表示のサインです。目的地の駅に行くのにどちらの方向に進む車両に乗ればよいのかは、路線図を見て確かめるのが一般的です。最近の地下鉄などでは従来に比べて、美的でわかりやすいデザインの路線図になってきており、一目見ればすぐにわかります。

 しかしここでは表示板の下にわざわざ手作りで出力した貼り紙がありました。手作り貼り紙のあるところに問題ありとこの業界では言われています。このような貼り紙があるということは、「間違える人が多い」「路線図だけではわかりにくい」「何か変更点が発生した」などの理由があるからです。
 応急措置としては良いのでしょうが、本来はこのようなものが無くても問題なく利用できるべきなので、できる限り根本の問題を解決することが望まれます。

2010年01月07日

駐車場の存在を知らせるサインの色が不統一 → ×

駐車場の存在を知らせるサインの色が不統一 → ×

 タクシーが空車であることを知らせる『空車』サインの色は日本国内では赤で統一されています。その色が相応しいかどうかはともかく空車のタクシーを捕まえるには赤を追っていれば良いということが共有されています。

 これに対して、街中でみかける「駐車場がここにあります」ということを示すサインや電飾のシンボル『P』の色合いは、ブルーや緑やオレンジが混在していてバラバラです。私自身の経験では、郊外であれば色の違いが気にならないのですが、サインが発光している場合、特に街中の信号機が目に入る交差点などで、複数のバラバラな色の『P』を見ると混乱することがありました。

 駐車場が満車か空きがあるかを示すサインは「満車=赤」「空き=白またはブルー系(緑)」で事実上統一されていますが、駐車場を示す『P』そのものが統一されていないのが実情です。
 すでに良く知られている交通標識の駐車場マークの色合いとデザインを踏襲するのもひとつの案かもしれません。業界での統一デザインガイドラインなどがあれば良いのでしょうが、決定的なものはなかなか見あたりません。詳しい方がいらっしゃいましたら情報いただければ幸いです。

2010年01月01日

建物の出入り口に回転ドアしかない。 → ×

建物の出入り口に回転ドアしかない。 → ×

 都市部の新しいオフィスビルや大型の商業施設の出入り口に、回転ドアが設置されていることがあります。
 空調効果を高めるなどのメリットがあるため、必要以上に回転ドアを悪者扱いすることはないと思いますが、建物の出入り口に回転ドアしかないというのは良くないと考えます。

 コストの問題はあるにせよ、回転ドアが故障して停止してしまった場合に備えて、付近に回転ドア以外のドアを設置すべきです。エスカレータは止まっても階段として使えますが、回転ドアが止まったらその瞬間からあきらかに通行の障害物になってしまいます。

 また、事故防止の観点からセンサーによってドアの回転が減速したり停止する傾向が増えていると思われます。停止や減速は安全のために必要なことですが、これにより建物に入る人が多いときに渋滞が生じます。出入り口渋滞を防ぐためにも、万一の故障時のためにも、回転ドア以外の扉を付近に設置することが妥当と考えますがいかがでしょうか。

2009年12月16日

手触りでシャンプーとリンスを区別できるボトル → ○

手触りでシャンプーとリンスを区別できるボトル → ○

 ユニバーサルデザインの実例の話として定番になってしまったので、このテーマはここでご紹介することもないのですが、実感として日常の暮らしにおいて役に立つので取りあげてみます。
 ボトルの形状は、シャンプー用、リンス用ともに同じ大きさです。一点だけ、シャンプー用にはボトル表面の一部にギザギザが付いていて、目をつぶっていても触ればその区別がわかるようになっています。浴室という場所でシャワーを浴びている状態であれば、よくよく見ないで手に取りますから、視覚に頼らず区別ができることが実用上とっても便利です。

 ただ区別をするというのが究極の目的ではないので、解決策としては他の方法もあり得るでしょう。たとえば「シャンプーとリンスを混ぜて一体化してしまう」ことにより、区別の必要がなくなりますし、ボトルに音声チップを埋め込んで、さわったら音声メッセージで区別をするなどの方法もあり得るかも知れません。(コストや技術、環境問題その他考慮すべき点はありますので、あくまで例です。)
 どこまで検討の幅を広げるかは、仕事ごとに千差万別であろうと思います。できる限りものごとを幅広くとらえて何のために解決策が必要とされているのかを考えることは重要だと考えます。それによって、生まれるアイデアにも差が出てくるように思います。

■関連情報:
「DESIGN IT!:情報のユニバーサルデザイン シャンプーのギザギザをご存知ですか?」
→DESIGN IT! Webサイトへリンク

2009年12月12日

Suicaで改札を通るとき「ピッ」という音が小さい → ×

Suicaで改札を通るとき「ピッ」という音が小さい → ×

 駅の改札口での風景を一変させたと言っても良いSuicaなどの非接触型ICカード。携帯電話にもその機能が追加されることによってさらに利便性と利用者が増えて、利用エリアに住む皆さんであればすでにお持ちではないでしょうか。

 このSuica、駅改札口によってはカード読み取り部にSuicaをタッチしたときの、「ピッ」という反応音がほとんど聴き取れないほど小さいことがあります。
 エラーではなく正しく読み取られていて改札を通過できるので、たいしたことがなさそうですが、これは操作に対する「期待された反応」がないと利用者に判断されますので、インタラクションとしてはNGです。

 おそらく9割以上の改札口では、「ピッ」っという反応音が妥当なボリュームできこえるため、当然どこでも音が出ると期待しているところに無音にちかい状態だと、肩すかしをくらったようで、体感的にも心地よくありません。
 読み取り装置の個体差や、改札周りの物理的環境(騒音や天井の高さ、空間の広さ)など、単純に解決できない点も多いと思われますが、できるだけ操作音、反応音についても統一感がとれるよう、インタラクションデザインに注目していただきたいと思います。

2009年12月07日

バス停留所にある走行中バス現在位置表示のサイン → △

バス停留所にある走行中バス現在位置表示のサイン → △

 最近のバス停は、屋根や風よけのフェンスや機能的なベンチ、広告スペースの設置など、空間として洗練されつつあり、かつての鉄製のポールがさびて朽ち果てたようなイメージからほど遠く、こぎれいなデザインになってきたと思います。

 今回のテーマは、新しいバス停に表示されるようになった「現在バスがどこを走行しているか」のサイン表示です。バス待ちの人にとってとても関心が高い重要な情報です。これがあれば渋滞が少々長引いても、なんとかイライラせずに済みますね。写真の例では、矢印(←)を用いてランプが点灯中の位置をバスが走っていることを示しています。
 矢印という方向を示す記号であることは良いのですが、矢印そのもののランプ点灯では、「走行中バスの現在位置」という意図が若干伝わりにくいような気がしています。矢印は現在位置という意味より、矢印の矢の先を示してしまい、目的地というか将来位置を暗示してしまう性格を持っているのではないでしょうか。

 バスを待っている人の視点で考えると、「バスを図案化したアイコン」の方が直感的かと思います。人により意見が分かれるところかも知れません。今後ユーザ調査やテスティングも広く導入されることを望みます。

2009年12月04日

動く歩道の進行方向の表示がない → ×

動く歩道の進行方向の表示がない → ×

 新千歳空港からJRの駅に向かう地下通路に、動く歩道があります。
どこにでもあるごく普通の「動く歩道」なので、ハードウエアとしては問題ないのですが、前進、後退の2本が接近していて平行しており、どちらが前に進むのかわかりにくいのです。
 立ち止まって見ればわかることは分かりますが、急いでいるときなど、咄嗟のときに前進と逆の方向に乗ってしまうと危険です。転倒してしまう恐れもあります。
 改良案を考えてみましょう。2本の間を空けるという考え方もあると思いますが、このままでも進行方向の矢印をはっきりと視認性良く描き、黄色のライン位置あたりに埋め込むだけでもかなり改善されるのではないでしょうか?

2009年10月22日

病院のトイレに必要なものから考える

病院のトイレに必要なものから考える

 病院のトイレには、点滴液の容器を引っかけておくフックが設置されていることが多いようです。また至る所に手すりや非常用呼び出しボタンがあります。
 しゃがんだり立ち上がったりする際に、体に負担がかかるので、気分が悪くなったりめまいがすることが多いと聞きました。
 健康な状態で生活することに慣れてしまっているものにとっては、頭で想像するだけではなかなか気づかないことがあります。病院内を観察することによって、病気や怪我などで一時的にハンデを抱えた方が生活していく上での様々な工夫が施されていることがわかります。

2009年09月23日

タグ表示が客観的で誤解が少ない → ○

タグ表示が客観的で誤解が少ない → ○

 諸事情により休日着るものに不自由していたので、複数の店を回り、長考の末結局ごく普通のジーンズを購入しました。ジーンズ購入は15年ぶりぐらいかも知れません。

 3店ほどカジュアルな店を回り、いくつか気づいた点がありました。商品に付いているタグの表示が最も客観的に日本語で表記されていたのが、購入した店でした。店員さんの着こなしや店内のディスプレイなど洋服店としての他の重要な要素はとても褒められたものではありませんが、単品としての情報(素材、色、カタチ、サイズ、金額)はパッと見るだけできわめて誤解が少ないようになっています。

 これは店舗のオペレーションにはとても重要なことであり、購入者に必要な情報構築がきちんと行われていることで、そのドキュメントの一形式が紙の「タグ」なのだと思います。タグは供給側と購入者の双方が、それが何を指しているのか、共通の認識をしていることが必要だと思います。

2009年09月03日

SOSの説明プレートの位置 → ×

SOSの説明プレートの位置 → ×

 先週GOOD DESIGN EXPO2009見学のため、ゆりかもめを利用して東京ビッグサイトに行きました。ゆりかもめの車内、乗降ドア付近に緊急停止ボタンが置かれているのですが、それを案内している「SOS」のプレートの位置がどうしても気になってしまいました。
 緊急停止ボタンは、写真の上部やや右の位置にありますので、できる限りそのボタン自体の近くに配置すべきだと思います。
 この例では、「SOS」のプレートの右下で、比較的近い位置に緊急停止ではないボタンが複数並んでいるので、本当のSOSの際、緊急停止ボタンのつもりで、違うボタンを押してしまう恐れがあります。
 また、後付けで追加するために、物理的に取り付けられるスペースの問題が生じます。想定される要素パーツは設計時に考慮され、デザインされるのが筋だと考えます。


2009年07月31日

ご利用ください → ×

ご利用ください → ×

 朝の通勤ラッシュの時間帯に一方向だけに歩行者の通行が集中するため、逆方向に歩く人の通路を確保することを目的として、写真のような看板が設置されていました。
 初めて見る者にとっては、文言に違和感を感じます。
 利用という言葉は使いやすいので、良く考えずに「利用」してしまいますが、別の意味を想像してしまいます。歩くスペースを限定するのであれば、下記のような代案はいかがでしょうか。

<代案>
勝どき駅方面への通行の方は
歩道のえんじ色部分を歩いて下さい。

2009年06月16日

歩行者支援信号というネーミング → ×

歩行者支援信号というネーミング → ×

 「歩行者支援信号」とは具体的にはどんな信号なのでしょうか。「歩車分離式信号」の別名か何かだと誤解していたのですが、いろいろと調べてようやく「歩行者支援信号」とは何か、なぜ「支援」と名付けたのかがほぼ判明しました。歩行者支援情報システム(PICS:Pedesutorian Information and Communication System )というシステムを備えた信号の名称であるようです。

 「歩行者支援信号」とは、視覚障害者の方が持つ白杖などに反射シートを巻き付け、信号機柱に取り付けたセンサーが反射シートを自動的に感知することで、スピーカーから歩行者用信号機の状態を音声で聞くことができる装置とのことでした。
 つまり、この信号機に反応する白杖を持った人が近づくと「信号は赤です。」などと音声で教えてくれる機能を持った信号なのです。

 この名称「歩行者支援信号」のネーミングは、表示を見た人が内容を直感的に想像できないので名前として良くありません。機能を具体的にイメージできるキーワードとして「音声」を含めるべきではないでしょうか。
 練れてはいませんが、内容に沿った名称の代案を示しておきます。

<代案>
・音声支援信号
・自動感知による音声案内付き信号

2009年04月30日

HCD-Net シンポジウム2009 in Sapporo

HCD-Netシンポジウム2009

 ユーザビリティに関する国内唯一最大のNPO法人である人間中心設計推進機構(HCD-Net)が2009年度の年次シンポジウムを開催します。今回は東京を飛び出し初の地方開催です。「地域戦略と人間中心設計」をメインテーマとしたセミナーに加え、有名講師によるチュートリアルやワークショップなど盛りだくさんの内容です。
 行政、地域戦略、人間中心設計、デザイン、ユーザビリティ、感性、Web、電子政府、サービス、組み込み型ソフトウエア、情報アーキテクチャー、情報デザイン、インタフェースデザインなど幅広い話題に迫ります。

テーマ: 地域戦略と人間中心設計の新しい関係
日時: 2009年5月28日(木)12:00~20:00
     2009年5月29日(金)10:00~17:00
会場: 札幌市男女共同参画センター(札幌市北区北8条西3丁目札幌エルプラザ内)
     小樽商科大学札幌サテライト(札幌市中央区北5条西5丁目7番地 sapporo55ビル3F)
主催: 特定非営利法人 人間中心設計推進機構
協賛: ヒューマンインタフェース学会、感性工学会
フォーラム後援: 経済産業省
後援: 小樽商科大学

ここをクリックして「HCD-Net シンポジウム2009 in Sapporo」パンフレットPDFデータを取得可能(766KB)

HCD-Netシンポジウムの詳細と申込はこちら
※会場等一部変更があります。お手数ですが最新情報はリンク先のHCD-Net Webサイトをご確認ください。(メイン会場は札幌エルプラザですが、ワークショップのみ小樽商科大学札幌サテライトで開催)

2009年04月27日

古いタイプのお手洗いのドアロック → ○

古いタイプのお手洗いのドアロック → ○

 最近建設された新しいビルなどの新しいお手洗いでは、ドアロックの金具に文字が書かれていないものが多いように感じます。
 文字の無いドアロックは、造形上のデザインはすっきりしていて見た目には申し分ないのですが、はじめて入る者には開閉の状態がぱっと見てわかりにくいことがあります。
 写真のドアロックはいかにも古めかしいクラシックな感じのするものですが、開閉方向の矢印とOPEN/CLOSEの文字も書かれており、情報量として不足がありません。無骨でしかも冗長かもしれませんが、実用としてはこちらに軍配が上がるのではないでしょうか?

2009年04月10日

表のレイアウトが中身にフィットしていない → ×

表のレイアウトが中身にフィットしていない → ×

 公共機関へ提出する書面についての考察です。大きな問題点が2点あります。
 まず8桁程度の数字を入れることがあらかじめ想定される表の列の横幅が極端に狭いのです。これでは3桁ぐらいしか入らないように感じてしまいます。記入用紙の体裁は、美観はさておきどんな要素や数値が入るのかを、読み手が労せずして直感的わかるように示す必要があります。

 もう1点は、注の説明文が注として意味を成さないほどわかりにくい点です。この種の問題は神代の昔からいろんな方のご指摘があるので、敢えてこのブログで取り上げることはないのかも知れませんが、あまりに不明瞭だったので蛇足として取りあげました。
 典型的には形容詞がどの言葉に対してかかっているのかわからない文章が誤解を招き、結局問い合わせなど新しいコストを生んでしまいます。このケースを避けるだけでもかなり改善されるのではないでしょうか。

2009年03月28日

「情報デザインフォーラム」第3回に参加しました。

「情報デザインフォーラム」第3回 増井様講演 「情報デザインフォーラム」第3回 ポスター

 千葉工業大学津田沼キャンパスにて開催されました「インタラクションデザインの未来」と称した第3回となる情報デザインフォーラムに参加しました。

 元AppleでiPhoneの日本語変換のユーザインターフェース実装に関わられ、この4月より慶応大学SFCに着任予定の、増井俊之様の講演は圧巻でした。増井様の考える「直感的な操作」の本質や、『ユーザに設計させない』というUCD(ユーザ中心設計)についての考え方は示唆に富み、考えさせられるところが数多くありました。
 とても深い内容をお話されているにも関わらず、勿体ぶらず実例を常に示しながら飄々と説明される姿には、感動すら覚えました。
 広範囲な知識とそれをベースにして、ご自身の手で実際にWebサービスとして構築、公開されてしまうという点にも驚きました。構想力と構築力の双方ともトップクラスの力をお持ちなのが、これでもかという位よくわかりました。

 情報デザインフォーラムの集まりは、特定の企業色や大学色に染まらず、情報デザインを志す様々な分野のメンバーが集まるユニークなゆるいネットワークです。
 学生諸君も積極的な人が集まり、会場では近年にない熱気を感じることができました。また企業人もここでは比較的個人ベースでの参加が多いように感じられます。
 参加する「場」の現場感覚が、脳やいろいろなところを活性化させてくれたようです。情報デザインフォーラムは。日本の情報デザインの発信基地として機能していくのではないかと予感しています。


■関連情報:
「界面潮流」第25回 ユーザは使いよう. WIRED VISION
→増井様のUCDに対する考えが示されているコラムへリンク

2009年03月12日

文字表記と音声ガイダンスの不一致 → ×

文字表記と音声ガイダンスの不一致

 バスターミナルでの光景です。歩行者がターミナルの外に出るには、バスレーンを横切らないとなりません。歩行者信号が赤になると遮断機が下りてきます。
 この際に「ゲートバーが下がります。ご注意ください。」という自動音声ガイダンスがスピーカーから流れました。しかし、写真の通り目の前の注意書きには「遮断機」と書かれています。

 まず目で見る用語と耳で聞く用語を統一すべきです。また、業界用語では「ゲートバー」が正しいのかも知れませんが、平成21年の現在でも一般には「遮断機」と呼ぶほうが理解されやすいと考えます。
 利用者としてこのバスレーンを横断するのは、通勤通学にバスを使う一般の会社員、学生さんたちが大半であり、ゲートバーが何であるか知っていて当然の機械メーカーの社員あるいはその取引先の人ではありません。現実の利用者に理解しやすい言葉遣いを心がけるべきでしょう。

(この提言は不変ではありません。ETCの普及や機械式コインパーキングがもっと増えて、ゲートバーが人口に膾炙する状態になれば、話は異なります。)

2009年03月10日

エレベータの停止階「止まりません」 → ×

エレベータの停止階「止まりません」

 何らかのやむを得ない事情があるのでしょうが、さすがにこれはダメでしょう。ボタンの数が10個以上あるのに、押してその階に止まれるボタンの数はわずかに2個です。4/5以上が機能しない、利用者から見たら壊れているのと同様の状態なのです。
 よく見ると以前には止まらない階のボタンをすべてプラスチックボードで覆っており、見ることも押すこともできない状態にしていた形跡が見受けられます。機能していないものは、存在しないのが理想ですが、コストがかかるなら覆い隠すほうがはるかに望ましいと考えます。

2009年03月08日

納豆のタレ開封部のガイダンス → ○

納豆のタレ開封部のガイダンス

 加工食品の開封部については、企業レベルで様々な研究がなされていて、商品パッケージ等にその成果が反映されている数少ない例かと思います。
 さて、今回の注目は納豆のタレの開封部です。これは最近見た中ではお気に入りのひとつです。ユーザーインターフェースが良いと感じた具体的項目は以下の通りです。

・「ゆっくり」ココを切り取る と「ゆっくり」という形容詞を用いてどんな風に開封するかのイメージを示している。
・矢印で開封方向と位置をはっきりと表示している。
・開封方向にそってミシン目が入っており、指で簡単に切り取り開封ができる。
・開封部を切り取った直後の状態が図解で示されている。

2009年02月12日

点検中 立ち入り禁止ボード → ○

点検中 立ち入り禁止ボード

 エスカレータ点検中の場面に遭遇しました。点検作業中のエリア内へ一般の通行人が入っては困るので、「進入禁止」の交通標識風のマークと、立ちふさがる少年をイメージさせる黄色のボードを並べていました。
 注意を促す黄色に加えて、ユーモラスな形状も感情に訴え、かつ目立つので良いと感じました。
 無意味に花を描いたり、とってつけたようなキャラクターをあしらうより、立ちふさがる少年の方が進入を防ぐ目的に合っていると思います。
 これなら小さい子供や日本語が得意でない外国人の方まで幅広く対応できる良いアイデアだと感じました。

■このブログでの関連エントリー
清掃中表示板を置く位置 → ×

2009年02月06日

JR札幌駅の電光掲示板が見やすくなりました。 → ○

JR札幌駅の電光掲示板が見やすくなりました

 JR札幌駅の改札の上部やホームにある発車/到着時刻と行き先を表示する電光掲示板がリニューアルされ、とても見やすくなりました。
 この写真では少々見づらいのですが、背景色と文字色の関係も適当であり、光量も十分で視認性が格段に向上したように感じます。
ユニバーサルデザイン
のひとつの実現形態ではないでしょうか。
 2009年2月6日現在、JR北海道のWebサイトや広報誌等には掲載が無いようですが、素晴らしい取り組みなのでもっとPRしても良いと思います。

2009年01月06日

ハンディキャップがある方のための駐車スペース表示(可動式) → ○

ハンディキャップがある方のための駐車スペース表示(可動式)

 オフィス近くにあるホテルの駐車場で見つけました。駐車場においてハンディキャップがある方のための駐車スペースを示す工夫です。これだと地面に直接ペイントしていないので、フレキシブルに動かせるのが便利ですね。
 コストもさほどかからない方法で、後から見れば当たり前のようですが、設計時にはこのような視点が見逃されがちです。

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