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ユーザーエクスペリエンス 一覧

2010年02月28日

IA2010キックオフセミナーに参加しました。

IA2010キックオフセミナーに参加しました

 2010/02/27(土)小雨の中、日本ウェブ協会の主催で開催されたIA2010キックオフセミナーに参加しました。12:00~17:00という長丁場でしたが、長時間を感じさせない集中できた5時間でした。

 主催側の案内によると、「IA2010フォーラム」では、情報アーキテクチャやユーザーエクスペリエンスデザイン、人間中心設計プロセスなどのサイト最適化に関わる多くの内容を取りあげ、セミナー、ワークショップ、ディスカッションなどの形式で開催とあります。これは私の研究テーマともぴったり合致する領域です。
 今回は情報アーキテクチャを中心にWebサイト最適化に取り組むコミュニケーションのきっかけとなる文字通りのキックオフという位置づけであったように思います。

 講演プログラムの中では特に楽天の清水誠様の講演を興味深く聞くことができました。長いご経験の中から得た様々な調査、分析方法をご自身が実践された結果として惜しげもなくご紹介されており、説得力が圧倒的に違います。
 またその手法も特別なものではなく、一般に公開されている情報がほとんどで、それを活用して地道に改善を続けていくかどうかという、当たり前のことを淡々とご紹介いただきました。そこが非凡なところと感じ入りました。 

■関連情報:

IA2010フォーラム
http://www.w2c.jp/IA2010/
→日本ウェブ協会のWebサイトへリンク

実践CMS*IA(CMSとIAを活用したWeb最適化の実践メモ)講演スライド
「情報設計の根拠を把握する/アジャイル時代のWeb解析事例」
http://www.cms-ia.info/products/wc2-ia2010/
→清水誠様のサイトへリンク

2010年02月22日

Opinion Pod AAAS2010

Opinion Pod AAAS2010

 イベント会場来場者にパソコンで書き込んでもらったコメントをその場で大型モニタで表示し、インターネットでも公開するシステムOpinion Pod。
 今回はサンディエゴでの展示会のためのシステム改良とデザイン制作で協力させていただきました。Opinion Pod AAAS2010は、米国科学雑誌「Science」を発行する世界最大規模の学会「全米科学振興協会(AAAS)」年次大会の、日本からの出展「ジャパン・ブース」で利用されました。
 
 Opinion Pod AAAS2010はスタッフロールのようにメッセージが静かに流れていくのが特徴です。動いていますが静的な印象があると思います。このようなインターフェースをどのように感じられますか?


■関連情報:

Opinion Pod(英語)
http://sulabo.jp/opinionpod/AAAS2010/
→Opinion Pod AAAS2010のWebサイトへリンク

世界最大の学会AAAS年次大会にて、東京大学IR3S・理研と共同でジャパン・ブースを出展し、セッションを開催
http://www.jst.go.jp/report/2009/100217.html
→科学技術振興機構(JST)のWebサイトへリンク

2010年02月01日

書店内の検索端末からのプリント内容 → ○

書店内の検索端末からのプリント内容 → ○

 大型書店で書籍を探す検索端末を良く見かけるようになりました。検索結果をプリントアウトできるものも多く、かつては酷いユーザインターフェースで貧弱なプリント結果しか得られず、使い物にならないことが多かったのですが、最近はかなり向上していると感じます。

 この例もその一つで、書籍のある棚番号と、その場所を水平レイアウトマップ上に矢印を沿えて示しています。ここまで描いてあると容易に該当場所にたどり着きます。
 過去には「文芸」とか「実用」などといった書籍のコーナーまでしか情報がなかったので、そのエリアが広い場合には、本があったのにもかかわらずその棚にたどり着けずに、あきらめて離脱してしまうことがありました。
 ちょっとした違いですが、ここが最も大きな進歩であり、ここまでやらないと店内マップを示す意味がないとも言えるでしょう。

2010年01月25日

屋外に置かれた飲食店メニューから店の場所がすぐにわからない → ×

屋外に置かれた飲食店メニューから店の場所がすぐにわからない → ×

 レストラン、居酒屋など飲食店のメニューがお店からちょっと離れたところに置いてあるのを見かけることがあります。お腹が空いているときなどに見かけると、パッとメニューが目に飛び込んできて、とても効果的だと感じます。
 今日見かけたメニューはとても美味しそうで、魅力的だったのですがひとつ重要な点で残念なことがありました。店がどこにあるかがその屋外に置かれた看板メニューから、すぐに分からなかったのです。

 よくよく近づいてみれば小さな矢印や地図のようなものが見つかるかも知れません。近づいてゆっくり見るひとは少数でしょう。ぶらぶら歩く人の視線は移ろいやすいものです。お店の位置は、一瞬にしてはっきりと分かるようにしなければなりません。
 お店の方向を示す大きな矢印や飲食店本体の店名ロゴとのカラーリングの一致など、射止めたお客様の視線を、屋外のメニュー看板からお店そのものに近づける工夫が重要だと思います。

2010年01月16日

手作りの貼り紙をしなければならない → ×

手作りの貼り紙をしなければならない → ×

 地下鉄駅プラットフォームでの行き先表示のサインです。目的地の駅に行くのにどちらの方向に進む車両に乗ればよいのかは、路線図を見て確かめるのが一般的です。最近の地下鉄などでは従来に比べて、美的でわかりやすいデザインの路線図になってきており、一目見ればすぐにわかります。

 しかしここでは表示板の下にわざわざ手作りで出力した貼り紙がありました。手作り貼り紙のあるところに問題ありとこの業界では言われています。このような貼り紙があるということは、「間違える人が多い」「路線図だけではわかりにくい」「何か変更点が発生した」などの理由があるからです。
 応急措置としては良いのでしょうが、本来はこのようなものが無くても問題なく利用できるべきなので、できる限り根本の問題を解決することが望まれます。

2010年01月08日

ターゲットユーザーへ配慮する → ○

ターゲットユーザーへ配慮する → ○

 渋谷と表参道の間にある私立大学の正門付近で見かけた案内図です。なぜこんな当たり前の内容をわざわざ掲示するのでしょうか?
 案内図の制作意図はおそらくこんな感じではないかと想像します。この大学に毎日通う学生は、この案内図の対象者ではありません。この案内図を必要としているターゲットユーザーは、数年に一度だけここへ来る学生の父兄や学外の一般の方々であることは間違いありません。
 対象者によって、同一の人工物でも全く無駄になるものと、無くてはならないありがたいものに分かれるのですね。

2010年01月01日

建物の出入り口に回転ドアしかない。 → ×

建物の出入り口に回転ドアしかない。 → ×

 都市部の新しいオフィスビルや大型の商業施設の出入り口に、回転ドアが設置されていることがあります。
 空調効果を高めるなどのメリットがあるため、必要以上に回転ドアを悪者扱いすることはないと思いますが、建物の出入り口に回転ドアしかないというのは良くないと考えます。

 コストの問題はあるにせよ、回転ドアが故障して停止してしまった場合に備えて、付近に回転ドア以外のドアを設置すべきです。エスカレータは止まっても階段として使えますが、回転ドアが止まったらその瞬間からあきらかに通行の障害物になってしまいます。

 また、事故防止の観点からセンサーによってドアの回転が減速したり停止する傾向が増えていると思われます。停止や減速は安全のために必要なことですが、これにより建物に入る人が多いときに渋滞が生じます。出入り口渋滞を防ぐためにも、万一の故障時のためにも、回転ドア以外の扉を付近に設置することが妥当と考えますがいかがでしょうか。

2009年12月17日

「デザインするな」宮田識×藤崎圭一郎トークショー

「デザインするな」宮田識×藤崎圭一郎トークショー

 丸善丸の内本店にて行われた、ドラフト代表の宮田識さんとデザインジャーナリスト藤崎圭一郎さんのトークショーに参加しました。
 平日の19:00からという時間帯にもかかわらずほぼ満席。お二人の良い関係がトークを通して伝わってきます。宮田さんのコトバからは飄々として軽いけれど奥が深いという強い印象を受けました。刺激的な言葉遣いはまったくされませんが、逆にそれが内容を際だてていて、印象に残ります。
 藤崎さんによるロングインタビューを経て構成された書籍『デザインするな』は、アートディレクター、クリエイティブディレクターとは何をすべきかを明確にしてくれます。デザインに関わるすべての人に必読の書です。ぜひお勧めします。

2009年12月16日

手触りでシャンプーとリンスを区別できるボトル → ○

手触りでシャンプーとリンスを区別できるボトル → ○

 ユニバーサルデザインの実例の話として定番になってしまったので、このテーマはここでご紹介することもないのですが、実感として日常の暮らしにおいて役に立つので取りあげてみます。
 ボトルの形状は、シャンプー用、リンス用ともに同じ大きさです。一点だけ、シャンプー用にはボトル表面の一部にギザギザが付いていて、目をつぶっていても触ればその区別がわかるようになっています。浴室という場所でシャワーを浴びている状態であれば、よくよく見ないで手に取りますから、視覚に頼らず区別ができることが実用上とっても便利です。

 ただ区別をするというのが究極の目的ではないので、解決策としては他の方法もあり得るでしょう。たとえば「シャンプーとリンスを混ぜて一体化してしまう」ことにより、区別の必要がなくなりますし、ボトルに音声チップを埋め込んで、さわったら音声メッセージで区別をするなどの方法もあり得るかも知れません。(コストや技術、環境問題その他考慮すべき点はありますので、あくまで例です。)
 どこまで検討の幅を広げるかは、仕事ごとに千差万別であろうと思います。できる限りものごとを幅広くとらえて何のために解決策が必要とされているのかを考えることは重要だと考えます。それによって、生まれるアイデアにも差が出てくるように思います。

■関連情報:
「DESIGN IT!:情報のユニバーサルデザイン シャンプーのギザギザをご存知ですか?」
→DESIGN IT! Webサイトへリンク

2009年12月12日

Suicaで改札を通るとき「ピッ」という音が小さい → ×

Suicaで改札を通るとき「ピッ」という音が小さい → ×

 駅の改札口での風景を一変させたと言っても良いSuicaなどの非接触型ICカード。携帯電話にもその機能が追加されることによってさらに利便性と利用者が増えて、利用エリアに住む皆さんであればすでにお持ちではないでしょうか。

 このSuica、駅改札口によってはカード読み取り部にSuicaをタッチしたときの、「ピッ」という反応音がほとんど聴き取れないほど小さいことがあります。
 エラーではなく正しく読み取られていて改札を通過できるので、たいしたことがなさそうですが、これは操作に対する「期待された反応」がないと利用者に判断されますので、インタラクションとしてはNGです。

 おそらく9割以上の改札口では、「ピッ」っという反応音が妥当なボリュームできこえるため、当然どこでも音が出ると期待しているところに無音にちかい状態だと、肩すかしをくらったようで、体感的にも心地よくありません。
 読み取り装置の個体差や、改札周りの物理的環境(騒音や天井の高さ、空間の広さ)など、単純に解決できない点も多いと思われますが、できるだけ操作音、反応音についても統一感がとれるよう、インタラクションデザインに注目していただきたいと思います。

2009年12月07日

バス停留所にある走行中バス現在位置表示のサイン → △

バス停留所にある走行中バス現在位置表示のサイン → △

 最近のバス停は、屋根や風よけのフェンスや機能的なベンチ、広告スペースの設置など、空間として洗練されつつあり、かつての鉄製のポールがさびて朽ち果てたようなイメージからほど遠く、こぎれいなデザインになってきたと思います。

 今回のテーマは、新しいバス停に表示されるようになった「現在バスがどこを走行しているか」のサイン表示です。バス待ちの人にとってとても関心が高い重要な情報です。これがあれば渋滞が少々長引いても、なんとかイライラせずに済みますね。写真の例では、矢印(←)を用いてランプが点灯中の位置をバスが走っていることを示しています。
 矢印という方向を示す記号であることは良いのですが、矢印そのもののランプ点灯では、「走行中バスの現在位置」という意図が若干伝わりにくいような気がしています。矢印は現在位置という意味より、矢印の矢の先を示してしまい、目的地というか将来位置を暗示してしまう性格を持っているのではないでしょうか。

 バスを待っている人の視点で考えると、「バスを図案化したアイコン」の方が直感的かと思います。人により意見が分かれるところかも知れません。今後ユーザ調査やテスティングも広く導入されることを望みます。

2009年12月04日

動く歩道の進行方向の表示がない → ×

動く歩道の進行方向の表示がない → ×

 新千歳空港からJRの駅に向かう地下通路に、動く歩道があります。
どこにでもあるごく普通の「動く歩道」なので、ハードウエアとしては問題ないのですが、前進、後退の2本が接近していて平行しており、どちらが前に進むのかわかりにくいのです。
 立ち止まって見ればわかることは分かりますが、急いでいるときなど、咄嗟のときに前進と逆の方向に乗ってしまうと危険です。転倒してしまう恐れもあります。
 改良案を考えてみましょう。2本の間を空けるという考え方もあると思いますが、このままでも進行方向の矢印をはっきりと視認性良く描き、黄色のライン位置あたりに埋め込むだけでもかなり改善されるのではないでしょうか?

2009年11月24日

「創造するアーキテクチャ2」シンポジウムに参加しました。

「創造するアーキテクチャ2」

 慶應義塾大学SFC Open Research Forum2009主催のシンポジウム「創造するアーキテクチャ2」を聴いて、IT関連業界に詳しい知人の言葉を思い出しました。
 「この業界の人たちは、業界内のコミュニティでは頻繁に集まっているが、業界内にとどまっておりタコツボ的だ。もっと他分野へ出て行かなければブレイクスルーはない。」言われてみると、当該業界だけではなく、他分野においても日本における共通現象かも知れないと思うようになりました。

 このシンポジウムはまさにその真逆を行くものです。プログラミング/都市/建築/デザイン/アートなど異分野をダイナミックに横断するスリリングなやりとりを楽しむことができました。一般論に終わりがちなこの種のテーマを、パネラーが具体例を示し、議論の対立点を明確にしながら進んでいくのは小気味よく感じました。

■関連情報:

慶應義塾大学SFC Open Research Forum2009【Gardens for Ingenuity -断面の触感-】
→SFC Open Research Forum2009のWebサイトへリンク

アーバンコンピューティングフォーラム
→アーバンコンピューティングフォーラムのWebサイトへリンク

「創造するアーキテクチャ2」#afc2009
→Twitter「創造するアーキテクチャ2」のハッシュタグ#afc2009へリンク

2009年11月19日

DESIGN IT! Conference2009に参加しました。

DESIGN IT! Conference2009に参加しました。

 所用のため午後のプログラム途中からとなってしまいましたが、初冬のベルサール汐留で開催されましたDESIGN IT! Conference2009に参加しました。Webサイトの主催者紹介では"クラウドの環境とサービスがもたらす新しいユーザーエクスペリエンス"を主テーマに据えたイベントとあります。

 残念ながら講演を聴くことができたのは、最終のセッション「UIから考える業務システム」のパネルディスカッションでしたが、パネラーからの示唆に富む発言があり有益でした。もうすこしディスカッションや質疑応答の時間があればさらに良かったかも知れません。
 
 キーワードだけが注目されることは珍しくありませんが、実質的な事例や現場の活動が紹介されることは重要だと感じます。
 ユーザインターフェースやシステムを見直すのが本質ではなく、それはむしろ枝葉末節であり、業務プロセス、根本の商品そのものを見直すことから出発するという話は心に響きました。

2009年11月10日

間違いやすい缶コーヒーのパッケージデザイン → ×

間違いやすい缶コーヒーのパッケージデザイン → ×

 ひねって開けるタイプのボトル缶の缶コーヒーが増えています。このillyもそのひとつ。アルミニウムの地肌を活かしたデザインは美しいので見た目には良いのですが、エスプレッソとラテを間違えやすいのがちょっと残念です。

 よくよく見るとエスプレッソは濃い茶色、ラテはミルクをイメージした白を基調にデザインされているのですが、アルミニウムの面積も大きいしシルバーの印象が強いので、自動販売機でぱっと見た時の違いが区別しにくいですね。
 味はかなり異なるので、同じブランドイメージは保持した上で、パッケージは思い切って変えた方が良いと思われます。

2009年11月05日

遅延証明書が取り放題で置いてある。 → ○

遅延証明書が取り放題で置いてある。 → ○

 ずいぶん前にこのブログで遅延証明書を入手するために、行列に並ぶのは本末転倒という内容のエントリを書いたことがあります。
 その解決策として比較的良い方法を、地下鉄表参道駅で見かけました。遅延時間(10分、20分など10分きざみ)と日付をパンチする方法で、遅延証明書の紙片を大量に菓子箱のような空き缶に入れて、改札口に置いてあるのです。遅延証明書の必要な利用者は、改札を出る際に、その紙片を取っていけば良いのです。
 この方法だと通常に改札通り抜けるのとと変わらない時間で、遅延証明書を入手することができます。駅員の方にとっても、遅延証明発行以外の業務に時間と労力を振り向けることができます。

2009年10月29日

混雑箇所という表現 → ×

混雑箇所という表現 → ×

 都営地下鉄大江戸線の六本木駅(E23)ホームの床に大きくペイントされている注意書きです。
 これでも伝えたいことは最低限理解できるのですが、混雑「箇所」はこの場合適切とは言えないでしょう。「箇所」では駅のホームのピンポイントのスポットである「箇所」に焦点があたってしまっていて違和感を覚えます。
 そもそも改札口から近いホームの一部の場所に乗客がかたまってしまうのが良くないので、それを避けること促すメッセージとして下記のようなものはいかがでしょう。

<代案>
・ここは混雑します
・(混雑うんぬんを書かないで)ホーム中ほどまでお進みください

2009年10月15日

選択肢が多すぎるのは → ×

選択肢が多すぎるのは → ×

選択肢が多すぎるのは → ×

 スーパーマーケットのセルフレジを初めて体験しました。セルフレジがあることによって長い行列に加わるイライラから解放されることは素晴らしいのですが、画面のユーザーインターフェースやガイダンスに気になる点がありました。

 様々な購入パターンに対応するためなのでしょうが、結果として選択肢が細かいため枝分かれが多く、複雑に見えてしまいます。突き詰めて考えれば本質的に分岐が必要なのは、金額に連動するレジ袋(有料)の要不要ぐらいかと思いますが、このセルフレジシステムの画面にはやたらに細かい枝分かれがあります。見たところスキップする手段が無いので、利用者はその都度ボタンを押さなければなりません。
 もう少し簡素化して、画面の流れを短いステップに収める工夫が必要だと感じました。

2009年10月14日

階段の垂直面に次の駅名を表示するのはとても良い → ○

階段の垂直面に次の駅名を表示するのはとても良い → ○

 駅で自分の乗りたい方向の列車がどのホームか迷うことはありませんか?この解決案のひとつを山手線の新橋駅で見つけました。
 一般的には駅の乗車ホームの名称には終着駅か○○方面のような、比較的遠くの目標が表示されることが多いと思います。慣れてくればこれで用は足りるのですが、まだ土地に不慣れな状態のときには、終着駅(または○○方面)と近距離にある駅名が結びつかないことがよくあります。自分自身の降りる駅が乗車駅から近いほど混乱する傾向があるかも知れません。
 遠くの目標と近くの目標の2つがあると、迷いが軽減されるのだと感じました。遠近2つの視点は重要ですね。

2009年10月12日

さりげない気遣い → ○

 創業数十年といわれている老舗のパン屋さんで気づいたことがありました。庶民的で気取ったところはまったくなく、どちらかといえば野暮ったい感じのする普段着のお店です。ここではパンを載せるトレーが伏せて重ねてあるのです。衛生上の気遣いだと思います。よく観察してみるとかなり古い店舗ではありますが、掃除や整理整頓が行き届いていて清潔感は損なわれていません。
 また、レジでの対応に無駄がなく、会計がとても速く終わることに感心しました。基本的なことがきちんと押さえられている飲食店は、味もハズレがないのでしょう。とっても美味しくいただきました。

2009年10月11日

無料ロッカーのアイデア → ○

無料ロッカーのアイデア → ○

 家具やリビング用品を扱う大規模ショップに行ってきました。店内はとてつもなく広いのですが、機能的かつ楽しく買い物ができるようレイアウトされていて、3周も店内を回遊してしまいました。休日なのでかなり多くの人出があったように思います。

 このお店でお客様が持ってきた荷物などを入れておくための無料ロッカーに面白い工夫をしているのを見つけました。鍵のキーホルダーがお店で販売している商品のサンプルなのです。ロッカーの鍵にキッチン用品(スプーン風のもの)が結びつけられています。少し大きいのでかさばるのですが、存在感が大きいので落としても気づきやすいのと、どんな人でも一度はそのキーホルダーになっている商品をまじまじと見てしまいます。
 モノを手にとってもらう方法としては、意外ですがなかなか心憎い方法だなと感じました。アイデアは出尽くしていると思わずに、様々な視点から考える必要があると思います。

2009年09月30日

女性専用車両を実施しております → ×

 朝の通勤時に次のような車内アナウンスを聞くことがありました。「女性専用車両を実施しております。」いくつかの鉄道会社で「女性専用車両」という迷惑行為防止や痴漢防止などを目的にした、女性および高齢者や障害を持った方や子供だけが乗車できる専用車両を通勤ラッシュ時に用意するしくみが導入されています。賛否両論あるようですが、ここではこの制度の是非は議論の対象とはしません。

 車内で聞いた「女性専用車両を実施しております。」というアナウンスは、かなり違和感を覚えました。制度や仕組み(コト)を実施するのではなく、車両(モノ)を実施するという表現を使ったからだと思います。代案としては、「最後尾(先頭)の車両は女性専用車両です。主旨をご理解いただきご協力願います。」などが適当でしょうか。

 耳で聞く言葉は、黙読する言葉と比較して身体が反応するだけに敏感になるのかも知れません。内容やシチュエーションにもよりますが広告文やいわゆるキャッチコピーも黙読では気にならないのに、音読すると何かしら妙な気分になったりするものもあると思います。

2009年09月24日

SHOW, DON'T TELL.

SHOW, DON'T TELL.

 昨日は市ヶ谷にそびえ立つ法政大学ボアソナード・タワーの最上階で、『スタンフォード大学Dスクール』-イノベーションを生み出すデザイン教育-と題した講演を聴いてきました。講師は米国スタンフォード大学デザイン研究所教授Bernard Roth氏でした。英語も分からないくせに同時通訳のイアホンが嫌いな私としては、しばらくぼんやり聴いておりましたが、耳に残るフレーズがひとつだけありました。
 Design Thinkingのために実践すべきことのひとつで、"SHOW, DON'T TELL."「見せよう!言葉で説明するな。」という「言葉」でした。シンプルでかわいい味のあるイラストを添えての言葉なので納得です。Design Thinkingまで至らなくてもすぐに応用できる場面はありそうですね。

2009年09月23日

タグ表示が客観的で誤解が少ない → ○

タグ表示が客観的で誤解が少ない → ○

 諸事情により休日着るものに不自由していたので、複数の店を回り、長考の末結局ごく普通のジーンズを購入しました。ジーンズ購入は15年ぶりぐらいかも知れません。

 3店ほどカジュアルな店を回り、いくつか気づいた点がありました。商品に付いているタグの表示が最も客観的に日本語で表記されていたのが、購入した店でした。店員さんの着こなしや店内のディスプレイなど洋服店としての他の重要な要素はとても褒められたものではありませんが、単品としての情報(素材、色、カタチ、サイズ、金額)はパッと見るだけできわめて誤解が少ないようになっています。

 これは店舗のオペレーションにはとても重要なことであり、購入者に必要な情報構築がきちんと行われていることで、そのドキュメントの一形式が紙の「タグ」なのだと思います。タグは供給側と購入者の双方が、それが何を指しているのか、共通の認識をしていることが必要だと思います。

2009年09月17日

初めてフリーマーケットで買い物をしました。

初めてフリーマーケットで買い物をしました。

 先日初めてフリーマーケットで買い物をしました。フリーマーケットというとアマチュアが不要品を処分するというイメージが強いのですが、今回参加したのは出品者がコレクターで有名な方やプロの編集者、クリエイターなどその道のプロでした。
 このため商品選択に出品者の皆さんの審美眼と世界観が反映されていて、とても面白い体験ができました。
 私も数点購入しましたが、一般の量販店や雑貨の店で買い物をするのとはまったく違った経験でした。これもひとつのユーザーエクスペリエンスですね。
 何を買うかではなく誰から買うか、モノにまつわるうんちくやモノがまとっている人の知恵や体験を手にするような感覚が得られました。これは実のところファン心理と同じなのかも知れません。

■関連情報:
クリエイターズ・フリーマーケット Vol.1
→@btfのWebサイトへリンク

2009年09月12日

CSS Nite LP, Disk 7(LP7:IAスペシャル)に参加しました #cssnitelp7 → ○

CSS Nite LP, Disk 7「IAスペシャル」

 今日はベルサール神田で開催されたCSS Nite LP, Disk 7(LP7:IAスペシャル)というセミナーに参加しました。休日にもかかわらずおそらく300名を超える参加者であったと思われます。
 最近注目を浴び始めているとはいえ、IA(情報アーキテクチャ)というテーマで、しかもWeb制作関係者が多くを占めるCSS Niteのイベントで、ここまで多くの人が熱心に講演に耳を傾け、ワークショップの課題に取り組んでいるのは壮観でした。また、講師の方々のIA(情報アーキテクチャ)に関する深い愛情と啓蒙していこうとする真摯な姿勢を感じることができました。

 内容はとてもこのブログにまとめきれるものではないので割愛しますが、日々の仕事にも直結する内容なので、大変興味深くセミナーの6時間が短く感じられました。
 また内容以外のこと様々な点で勉強になりました。イベントの進行や、参加者への気遣いなど、司会者個人の力量もありますが、イベントを取り仕切る司会者のパーソナリティによって、イベント全体の雰囲気や印象の大きな部分が形作られることが良く実感できました。

 twitterでは#cssnitelp7で検索すると、辛口の実況中継とともに多種多様な意見コメントが並んでいて、これもひとつの集合知であり、イベント会場を中心としたその外部にも広がる知恵の集積であると思います。参加された方であればなおさら面白く読めるのではないでしょうか。ぜひご一読をお勧めします。

2009年09月03日

SOSの説明プレートの位置 → ×

SOSの説明プレートの位置 → ×

 先週GOOD DESIGN EXPO2009見学のため、ゆりかもめを利用して東京ビッグサイトに行きました。ゆりかもめの車内、乗降ドア付近に緊急停止ボタンが置かれているのですが、それを案内している「SOS」のプレートの位置がどうしても気になってしまいました。
 緊急停止ボタンは、写真の上部やや右の位置にありますので、できる限りそのボタン自体の近くに配置すべきだと思います。
 この例では、「SOS」のプレートの右下で、比較的近い位置に緊急停止ではないボタンが複数並んでいるので、本当のSOSの際、緊急停止ボタンのつもりで、違うボタンを押してしまう恐れがあります。
 また、後付けで追加するために、物理的に取り付けられるスペースの問題が生じます。想定される要素パーツは設計時に考慮され、デザインされるのが筋だと考えます。


2009年08月23日

会員番号の登録ができませんでした → ×

会員番号の登録ができませんでした → ×

 ポイント制という仕組みが、様々な生活の場面で見られるようになってきましたので、それに伴って、航空会社のマイレージサービスも利用者が拡大しているものと思われます。マイレージサービスご利用の方も数多いのではないでしょうか。

 今回は、すでにマイレージ登録済みの航空券を、空港にあるマイレージ登録端末に挿入した際に画面に表示されたエラーメッセージです。この画面メッセージを見て何か違和感をお感じになりませんか。

 現象(事実)としては会員番号の登録ができなかったのではなく、該当会員番号のマイレージの登録ができなかったのです。メッセージは『すでにこの航空券のマイレージは登録済みです。新たにマイレージの追加は行われませんでした。』もしくは、『すでにこの航空券のマイレージは登録済みです。』だけで事足りると思います。

 もし他のエラーケースとメッセージを共用しているのなら、典型的なケースごとに分けて考えるべきでしょう。そもそもこの場合は、利用者の視点ではエラーとは考えないので、特に違和感が大きくなる気がします。


■関連情報: マイレージサービス
→Wikipedia(ja)のWebサイトへリンク

2009年08月10日

XB法というアイデア発想法のセミナーに参加しました。

 8月7日(金)に札幌市立大学サテライトにて『実体験に潜む“感動”メカニズムからアイデアを発見する「XB法」とは?』と題して講演+ワークショップセミナーが行われましたので、参加してきました。
 発想法とはすべてそういうものですが、講義で解説を聞いたり書物を読んだりするだけでなく、自分自身で実践してみないと、良さや応用範囲、欠点も実感できないということを正に実感しました。

 講師のU'eyes Design(ユーアイズ・デザイン)の三澤さんによれば、人が日常で"感動"する際のメカニズムを使い、ユーザーに提供する体験(サービス)を創造する手法ということです。補足でおっしゃっていた通り、ひとつのアイデアが発散していくことをアシストしていく仕組みが、この手法には「より具体的に言い換える」というやりかたとして組み込まれていて、とても興味深く感じました。


■関連情報:
札幌メディア・アート・フォーラム(SMF)研究会2009 vol.1 告知
~スタイリングの時代から行為のデザインの時代へ~
実体験に潜む“感動”メカニズムからアイデアを発見する「XB法」とは?
http://www.icc-jp.com/ja/2009/07/000444.php

■関連情報: コトデザイン(三澤さんのブログ)
http://do-gugan.com/~misawa/archives/2009/07/xb.html

2009年08月03日

ポップなカート型の乗用芝刈り機 → ○

ポップなカート型の乗用芝刈り機 → ○

 広大な大学の校庭の片隅に、レーシングカートのような乗用型の芝刈り機を見つけました。私はゴルフをしないので不明なのですが、ゴルフ場などでもこのタイプの乗用型芝刈り機が使われているのでしょうか。
 エンジンはkawasakiでした。芝生の緑にオレンジがとても鮮やかです。性能や狭義のユーザビリティはともかく、こんな楽しいデザインの芝刈り機に乗ることができたら、辛い芝刈りの仕事も楽しくなるでしょうね。でも小売価格を見るとかなりびっくりです。

■関連情報:
ハスクバーナ乗用芝刈機
→販売店のWebサイトへ

2009年08月02日

DESIGN IT! Forum 2009 開催のお知らせ

DESIGN IT! Forum 2009 logo

 コンテンツマネジメントをテーマにしたイベント『DESIGN IT! Forum 2009』が8月末に開催されます。
 以下主催者からのリリースをご紹介させていただきます。

この度、"コンテンツマネジメント"を主テーマに据えたイベント、『DESIGN IT! Forum 2009  - 企業情報の構造改革:DITA-XML-CMSによるコンテンツマネジメント戦略 -』を、8月27日(木)、28日(金)に開催することとなりました。
「DESIGN IT! magazine vol.3」の「Eyes」に登場している、コンテンツマネジメントの世界的リーダー、ジョアン・ハッコス(JoAnn Hackos)氏を招聘いたします。

詳細・参加申し込みはこちら
http://www.designit.jp/archives/cat74/

2009年07月31日

ご利用ください → ×

ご利用ください → ×

 朝の通勤ラッシュの時間帯に一方向だけに歩行者の通行が集中するため、逆方向に歩く人の通路を確保することを目的として、写真のような看板が設置されていました。
 初めて見る者にとっては、文言に違和感を感じます。
 利用という言葉は使いやすいので、良く考えずに「利用」してしまいますが、別の意味を想像してしまいます。歩くスペースを限定するのであれば、下記のような代案はいかがでしょうか。

<代案>
勝どき駅方面への通行の方は
歩道のえんじ色部分を歩いて下さい。

2009年07月26日

藤崎圭一郎氏 × 柳本浩市氏 × 鈴木芳雄氏 × 平塚桂氏トークショーライブ in shop btf

 昨日何とかして参加したいトークイベントがありましたが、残念ながら出向くことができず、ネットでのライブ配信を見ました。
 インターネットでのライブ配信の価値を肯定的に捉えていなかった私にとっても、コンテンツの力がいかに強力かということを身をもって知りました。ライブ配信の開始時間5分前には、パソコンの前に正座して待っていましたから。

 パネリストのお一人である鈴木芳雄さんの「雑誌」「ブログ」「トーク(ライブ)」の違いについての意見がとても興味深く、心に残りました。「雑誌」側が公共的で、「トーク(ライブ)」が私的で対象者と自分自身との距離感が近いフランクなメディアとのことでした。確かにその通りで、さすが編集者、うまく表現されるなあと関心することしきりでした。
 個人的にはさらに「雑誌」側のパッケージ性・客観性を、「トーク(ライブ)」側に一度限りのオリジナル性(いわゆるアウラ)を追加しておきたいと思います。
 同じテーマでも、メディアによってその特徴を活かした内容や切り込み方があり、発信する側はそれを把握して使いこなしていかなければならないという意志と捉えました。

 また、昨日は低速インターネット環境しかなく、音声が途切れていてまともに視聴できる状態ではなかったのです。しかしトークイベント会場の肉声は、聞きたいという意志が強ければ、相当S/N比が悪くても、肝心な点は案外入り込んでくるように感じました。これは比喩ではなく、コンピュータと人間の脳の情報処理の違いの本質かも知れません。

2009年07月23日

「調整中」では使えないことがはっきりしない → ×

調整中では現在使えないことがはっきりしない → ×

 SuicaやKitacaなどのICカードで料金を支払うことができるコインロッカーが増えてきました。写真のコインロッカーもその一つです。このコインロッカーを見かけた際、機器調整中とのことで、硬貨では使えましたが、Kitacaは使えませんでした。

 「ただいま調整中です。」というメッセージは事実の一部を表しているのですが、利用者にわかりにくい用語のひとつです。「調整中だから現在・・・である。」ということまで表現して、やっと利用者の欲しい情報が得られます。

 以前も飲料の自動販売機をテーマにしたときに類似の話題を書いたことがありましたが、「調整中」は作り手側が使いやすいマジックワードです。ついつい「調整中」を使ってしまいますが、利用者視点にたてば、「ただいまKitacaは使えません。現金でご利用ください。」のほうが望ましいのは明らかです。

2009年07月17日

『社会的な身体~振る舞い・運動・お笑い・ゲーム』

『社会的な身体~振る舞い・運動・お笑い・ゲーム』

 メディア論は星の数ほどありますが、メディア論の題材として取りあげられている内容自体に興味を持つことがこれまで少なかったように思います。
 荻上チキさんによる本書はニューメディアが受けてきた試練の歴史を紐解きつつ、現代社会で話題となっているお笑いやゲームなど様々な社会現象をメディアという視点で鋭く論評されています。題材という点でとても面白く読み進めることができました。

 ただ新書という本書そのもののメディア形式とターゲットユーザーが理由になるかもしれませんが、バランス良く小さくまとまっている感じで、新しい驚きや何かしら気になる「引っかかり」がないようにも思います。
 しかしながら2009年の現在に生きている人間にとって、ちょっと理屈っぽいのは承知の上で、教科書的知識として読むのが良いのではないでしょうか。


『社会的な身体~振る舞い・運動・お笑い・ゲーム』
荻上 チキ (著)

2009年07月12日

Webデザイナー・ヤスヒサのポッドキャストで意見を紹介いただきました

 Webデザインの世界では有名な長谷川恭久さんによるポッドキャスト「感性によるデザイン データによるデザイン」を聞いて、思うところがあり意見をお伝えしましたところ、次回のポッドキャストでその内容を紹介いただきました。
 下記リンクからお聞きください。このポッドキャスト配信のシリーズは、ブログよりさらに長谷川さんの個性がストレートに現れていて、Webデザインに関わる人にはとても楽しめるし役に立つと思います。


Inflame Casting/Webデザイナー・ヤスヒサのポッドキャスト

IC #143 July 12 2009
「ウェブサイトの見た目は同じにしなければならないか?」
http://www.yasuhisa.com/inflame/show.php?s=143
(前回のフィードバックとしてコメントした意見紹介が含まれている放送)

IC #142 June 18 2009
「感性によるデザイン データによるデザイン」
http://www.yasuhisa.com/inflame/show.php?s=142
(私のコメントの対象になった放送)

2009年07月10日

松定食の説明はわかりにくい → ×

松定食の説明はわかりにくい → ×

 店員が注文を取る代わりに客にメニューから注文の品を選ばせ、その選択内容記入済みの紙を厨房へ渡す注文の仕組みの定食屋さんに時々遭遇します。この仕組み自体は好みが分かれますが、安価な食堂では合理的なやりかただと思います。

 今日はその仕組みではなく、メニューの説明記載(文章表現)についての話題です。竹定食650円は「い」のカテゴリ(メインディッシュ)から一品、「ろ」から一品、「は」から一品選択の合計3品と誤解の余地はほとんどありません。
 ところが松定食750円は、「い・ろ・は」の中から料理一品づつと、「ろ・は」のどちらから一品とあります。こちらが少々分かりづらい。松定食は合計4品であることがメニュー詳細を読んで個別の積み上げ計算をしないと判らず、ぱっと見て理解しにくいのが問題だと思います。

<改善案>
松定食: 750円(税込み)
合計4品をお選びいただけます。
『い』(メインディッシュ)から一品、『ろ・は』(小鉢)から三品を選んで赤鉛筆で「レ」マークを付けてください。

2009年07月09日

SALDIではバーゲンセールであることが伝わりにくい → ×

SALDIではバーゲンセールであることが伝わりにくい → ×

 街では夏のセールが始まっています。不況のためセール開始時期を早めるケースが目立つと聞きますが、お店によってはかなり混雑し、盛り上がっているようですね。
 セール中の某ショップ店内ディスプレイを見て気づいたことがありました。SALDI(イタリア語でバーゲンセールの意味)と表記したテープのアレンジによるウインドウディスプレイですが、バーゲンセールであることが直感的にわかりにくいのです。

 ターゲット層の何割かはSALDIの意味を理解していると思います。ただ消費志向の高いごく一般的な日本人女性をターゲットにしているのなら、SALDIは訴えたい層に響かないでしょう。イタリアンブランドを扱っているので、SALEと英語で大書きするのがためらわれる気持ちはわかりますが、バーゲンをしている段階ですでに、気取ったイメージ戦略から現実感溢れる世界に戻されてしまっています。
 このため、たとえ無粋でもショッピングモールの中で共通に使っている英語の"SALE"と"40%OFF"のシールのほうが、はるかに脊髄反射的に効くと思われます。

 バーゲンセールのSALEはもはや外来語としての英語ではないのです。SALE=安売りと日本語として一瞬のうちに脳内で処理されないと、店頭での購買行動に直結しないのではないかと想像します。
 安直かもしれませんが、SALDIを使わない購買に直接効く店内ディスプレイを試したほうが売上は伸びると思います。

2009年07月06日

『ひらめきを計画的に生み出す デザイン思考の仕事術』

『ひらめきを計画的に生み出す デザイン思考の仕事術』 八重洲ブックセンターにて

 ユーザビリティ/UCDの業界では有名な棚橋さんの単著としては2冊目になるUser Centered Designの手法をベースにしたデザイン思考の考え方を解説した書籍です。内容はとても素晴らしいので、商品企画やサービスの設計に携わる方には一読をお勧めします。
 今回は内容そのものではなく、その書名や装丁などの外的要素から受ける印象について、ひとりの一般読者としてのユーザーエクスペリエンスを検証してみます。

 まず書名が『デザイン思考の仕事術』なので、自己啓発や仕事術といった一般ビジネス書の中に位置づけられます。これはとても重要なことで、コンピュータ関連書籍や(狭義の)デザインの書棚に置かれないというだけで、読者の幅やボリュームは確実に数倍に広がります。
 そして私自身も書店の店頭で手に取る際に、新書を手にするようなカジュアルな感覚で、パラパラと斜め読みをすることができました。

 また、落ち着きがある中で最近のトレンドを押さえたスタイルの装丁になっているので、手に取りやすい実に良いバランスの書籍になっていると感じます。前著の「ペルソナ作って、それからどうするの? ユーザー中心デザインで作るWebサイト 」にはこの感覚は全くありませんでした。実際のページボリューム以上に「重く」感じたものです。

 重く感じることが即悪いことではありませんが、今回の軽さはメリットです。読むきっかけを広げるという視点で言えば、「読み始めることができそう。」と感じることが大きな利点であり、書名や装丁、ページ数といった外的な要素の組み合わせである程度決定できることを実感として肌で掴むことができました。


『ひらめきを計画的に生み出す デザイン思考の仕事術』
棚橋 弘季 (著)

2009年06月27日

地図を立体にすることでわかりやすくなる → ○

地図を立体にすることでわかりやすくなる → ○

 「地図を読めない・・・」というタイトルの本がありましたが、平面の地図だと位置関係がつかめないことがあります。こんなときポイントを押さえた立体の地図があると、方向音痴の私としては大変助かります。特に大きな建物の場合、3Dになっていると自分のいる現在地と目標の建物の関係が感覚的によくわかります。
 また、この写真の地図の場合、公園の緑の面が方角を明確にしてくれるので、さらに地図が読みやすくなっています。

 しかし、もしこの地図の範囲全部の建物が立体になっていたらどうでしょう。おそらく平面の地図よりはるかにわかりにくくなると思います。
 目的地として厳選された建物だけを立体として浮かび上がらせているので、人間の頭にすっと入ってくるのですね。

2009年06月24日

巨大な店名表示の謎?

巨大な店名表示の謎

 札幌の都心部から少し離れた地域に、「サッポロファクトリー」という都心型と郊外型の折衷とも呼べるショッピングモールがあります。このショッピングモールの建物のひとつに札幌東急ストアというスーパーがテナントとして入っています。
 写真はこの建物に表示されている東急ストアの店名表示ですが、これでもかという感じで必要以上に大きな店名表示になっています。どうしてこれほど大きくする必要があったのでしょうか?

 あくまで仮説の域を出ませんが、下記のような想定ができます。
 改装リニューアルの時期が最近ということもあり、ショッピングモールとしては今風のおしゃれな外装になっており、それ自体は問題ありません。問題ないどころかスーパー以外のテナントにとっては必須ですらあります。ところが逆に食料品中心のスーパーが入居していることが、しゃれた建物や店構えからイメージしづらいのです。よって仕方なく「ここにスーパーがありますよ」と巨大な店名表示を後から掲示することになったのではないでしょうか。

 これが、ジャスコのショッピングモールであるイオンタウンなら、その郊外型のショッピングモール全体の画一性が、その中に食料品を扱うジャスコが必ずあることを含めて、利用者に認知されているので、巨大看板は必要ありません。「イオン」や「ジャスコ」のロゴももはや不要かも知れません。イオンタウンの外観、外装が典型的な郊外のショッピングセンターを象徴していて、どんなテナントが含まれているかも、おおよそ利用者は自動的に分かってしまうからです。

 直接特定の企業名を出しておりますが、否定も肯定も含め特段の意図はありません。今回のテーマの文脈(違和感と理解のきっかけは何か)をお伝えするには、固有名詞を出さないと困難だと判断したからです。ご了承の程お願いいたします。


■関連情報:
複合商業施設
→Wikipedia(ja)のWebサイトへリンク

ショッピングセンター
→Wikipedia(ja)のWebサイトへリンク

ロードサイド店舗
→Wikipedia(ja)のWebサイトへリンク

2009年06月21日

『DESIGN IT! magazine』vol.3 が発売されます。

『DESIGN IT! magazine』vol.3

 デザインからITを考えるビジネスマガジンというユニークなテーマの雑誌『DESIGN IT! magazine』vol.3が6月30日に発売されます。
 今回のvol.3には書評を書かせていただきました。

 雑誌に限らず紙のメディアは相当厳しいのが現状ですが、制作関係者が思い入れを持って頑張っています。
 ユーザビリティもその一部として扱っていますが、マネジメントや情報アーキテクチャなどもっと大きな範囲を対象にしています。「ストラテジー(S)、デザインマネジメント(DM)、ユーザビリティ(U)、インタラクション(Ix)、情報アーキテクチャ(IA)、コンテンツマネジメント(CM)」の6つのカテゴリがテーマになっていて、IT業界とくにWebに関わる仕事に身を置く者にとっては興味深い内容です。

2009年06月15日

祭りはそもそも痛いもの

第18回YOSAKOIソーラン祭り 第18回YOSAKOIソーラン祭り 踊り子さんもフラペチーノを飲む

 昨日第18回YOSAKOIソーラン祭りがフィナーレを迎え、有力チームが連覇を成し遂げたそうです。
 18年前の北大生が高知のよさこい祭りを見て感激し、札幌でもこんな祭りができたらいなあという素朴な想いでスタートしました。このYOSAKOIも、高知の本家をしのぎ、札幌では雪まつりレベルの観客動員数に迫る程の大きなイベントに成長しました。
 不況のどん底北海道経済には、YOSAKOIソーランの経済効果もバカになりません。北海道内でこれほどの規模で人・ものが動く機会はそうそうありません。

 ただ大きくなればなるほど、「商業化」「マンネリ」「政治化」など批判が増えてきます。特に地元の札幌市民が敬遠する風潮が強いように感じます。
 10代~20代の若者の会話を注意深く盗み聞きしていると、必要以上に毛嫌いする傾向がここ数年目立ちます。YOSAKOIソーランに自ら参加する熱狂的な推進派、多数の傍観者そして一部の嫌YOSAKOIという3つのグループに大別できます。そして、中間層の傍観者たちが最後の嫌YOSAKOIグループに引きずられているように感じます。

 太古の昔からお祭りやそれに類する精神の発露は、一歩二歩引いて客観的な文脈から眺めると、とっても『痛い』ものだと思います。
 揶揄する気持ちも分からないではありませんが、祭りという場で異なるもの同士の交流が発生し、混沌の中から何かが生まれる可能性が大きいと思います。その可能性を『痛い』などという程度で潰すべきではないでしょう。


■関連情報: YOSAKOIソーラン祭り
→Wikipedia(ja)のWebサイトへリンク

2009年06月10日

あまりにも当たり前のことを羅列している警告 → ×

あまりにも当たり前のことを羅列している警告 → ×

 これは何の使い方注意書きに添えられている警告文でしょうか?
 公共施設のお手洗いに設置されている小さな子供を座らせるための椅子についての警告でした。この警告に従ってさえいれば、子供の転落の危険もなく安心という訳です。

 警告表示が存在することで、悪影響を及ぼすことはありません。では何が×(バツ)なのでしょうか。
 警告している内容はもっともですが、ここまでくると逆に「電子レンジに猫を入れてチンしてはいけません。」のレベルに近いと言えましょう。目を離さないというのは、小さな子供を持つ保護者としてあまりに当然の作法です。そんなものを絵まで入れてわかりやすく書くより、この椅子のガイダンスとして具体的に伝えるべき重要なメッセージは他にあると思います。

 ×(バツ)の理由はほとんど読まれないメッセージのために割かれている労力、コスト、スペースの無駄使いです。この種の警告は不要とは言いませんので、必要悪としてそれなりの小さなスペースに書くだけで十分だと考えます。

2009年06月09日

デジタルメモ帳「ポメラ」のコンセプト → ○

デジタルメモ帳「ポメラ」のコンセプト → ○

 キーボード入力を備えたデジタルメモ帳「ポメラ」。テキストファイル作成だけの単機能に絞り込んだデジタル文具とでも呼べる機器です。
 ファイルで有名な文具メーカーであるキングジムの製品ということで、ここまで割り切った製品開発ができたのだと思います。単機能にこだわった商品コンセプトは間違いなく○(マル)で◎(ニジュウマル)を進呈しても良いぐらいですね。

 購入前ですが気になったことが2点ありました。分かってしまえば簡単なことですが、店頭でいじくりまわしていた際、2つ折りのキーボードを開くのに苦労してしまいました。キーボードを開くためのトリガーとなるボタンが見つけられなかったのです。あれこれ迷った末に、破壊してはこまるのでシールで図解されていたキーボードの開き方を見て横にあるボタンを押すことを理解しました。コンセプトが良いだけに、この最初のハードルを解決する方法があると良いと思います。
 また、パソコンのようなモジュール商品ではないため、価格がある程度高くなってしまうことは当然ですが、もう少しこなれた価格でないと気軽に買えません。

2009年05月13日

公共空間待ち合わせスペースでのBGM

 銀行の窓口に行く機会と、病院に出向く用事がありました。待ち時間が共に長かったため、呼び出しを待っている間にロビーに流れているBGMについて気づくことがありました。

 共通するのはどちらもボーカルのない無難なインストゥルメンタルで、元の楽曲がどうであれミディアムテンポにアレンジされています。そのため、元楽曲の特徴が見事に消されており、暇人がよくよく聞き込まないと、何の曲だかわからないのが一番の特徴です。

 BGMの使命は、曲に集中してもらうと困ることで、「できるだけ凡庸な何らかの耳障りでない楽曲のようなもの」が待合いロビーの空間を満たすことではないかと思います。極論すると、無音の空間という緊張感を取り去ることができれば良いのだと思います。

2009年05月12日

Kitacaで初めて自販機のジュースを買う

Kitacaで初めて自販機のジュースを買う

 体験した人には当たり前ですが、初体験の身には戸惑うことがたくさんあります。これもそのひとつでしょうか。Kitacaで自販機のジュースをはじめて購入しましたが、硬貨での購入時と違って、まず商品(ジュース)を選択するボタンを押してから、Kitacaをタッチするという順番でした。

 いくら引き落とすかを先に指定するというのは、あとから考えればシステムにとって合理的な仕様だと思いますが、一瞬の違和感がどうしてもつきまといます。
 この初体験によって、先に硬貨を投入するという習慣が身体感覚として染みついているのが、よく分かりました。

2009年04月30日

HCD-Net シンポジウム2009 in Sapporo

HCD-Netシンポジウム2009

 ユーザビリティに関する国内唯一最大のNPO法人である人間中心設計推進機構(HCD-Net)が2009年度の年次シンポジウムを開催します。今回は東京を飛び出し初の地方開催です。「地域戦略と人間中心設計」をメインテーマとしたセミナーに加え、有名講師によるチュートリアルやワークショップなど盛りだくさんの内容です。
 行政、地域戦略、人間中心設計、デザイン、ユーザビリティ、感性、Web、電子政府、サービス、組み込み型ソフトウエア、情報アーキテクチャー、情報デザイン、インタフェースデザインなど幅広い話題に迫ります。

テーマ: 地域戦略と人間中心設計の新しい関係
日時: 2009年5月28日(木)12:00~20:00
     2009年5月29日(金)10:00~17:00
会場: 札幌市男女共同参画センター(札幌市北区北8条西3丁目札幌エルプラザ内)
     小樽商科大学札幌サテライト(札幌市中央区北5条西5丁目7番地 sapporo55ビル3F)
主催: 特定非営利法人 人間中心設計推進機構
協賛: ヒューマンインタフェース学会、感性工学会
フォーラム後援: 経済産業省
後援: 小樽商科大学

ここをクリックして「HCD-Net シンポジウム2009 in Sapporo」パンフレットPDFデータを取得可能(766KB)

HCD-Netシンポジウムの詳細と申込はこちら
※会場等一部変更があります。お手数ですが最新情報はリンク先のHCD-Net Webサイトをご確認ください。(メイン会場は札幌エルプラザですが、ワークショップのみ小樽商科大学札幌サテライトで開催)

2009年04月27日

古いタイプのお手洗いのドアロック → ○

古いタイプのお手洗いのドアロック → ○

 最近建設された新しいビルなどの新しいお手洗いでは、ドアロックの金具に文字が書かれていないものが多いように感じます。
 文字の無いドアロックは、造形上のデザインはすっきりしていて見た目には申し分ないのですが、はじめて入る者には開閉の状態がぱっと見てわかりにくいことがあります。
 写真のドアロックはいかにも古めかしいクラシックな感じのするものですが、開閉方向の矢印とOPEN/CLOSEの文字も書かれており、情報量として不足がありません。無骨でしかも冗長かもしれませんが、実用としてはこちらに軍配が上がるのではないでしょうか?

2009年04月24日

おいしそうに見える手書き伝票 → ○

おいしそうに見える手書き伝票 → ○

 食事後レジでの支払いに使う伝票。コンピュータ端末から打ち出した素っ気ない伝票であることは日常茶飯事ですね。典型的なものがファミリーレストランでよくお目に掛かります。

 しかし、この飲食店の伝票はひと味もふた味も違います。ちょっとしたアクセントのイラストと手書き文字のタッチがとてもいい味を醸し出していて、食事の味のイメージとぴったりマッチしています。しかも料理そのものもどれをとっても凄くおいしいのです。
 また、一週間分のランチメニューが出ているメニューも、伝票と同様の手書きで、テイストも完全にぴったり合っています。お店の内装やインテリアは個人的にちょっと趣きが違うと感じられる点もありますが、この手書きメニューや伝票が完全にそれを払拭しています。
 デザインでおいしさを表現し、さらに加速することができるのを身をもって体験しました。

2009年04月22日

HCD-Netシンポジウム2009 が 5月28日(木)~29日(金)札幌で開催されます。

HCD-Netシンポジウム2009が開催される札幌エルプラザ

 HCD-Netシンポジウム2009が「地域戦略と人間中心設計の新しい関係」をテーマに、5月28日(木)~29日(金)の日程で札幌で開催されます。
 初日5月28日(木)14:00~17:00の「感性と人間中心設計」ワークショップには、私もパネラーとして末席に参加することになりました。最新の動向が分かる貴重な機会です。ぜひご参加ください。


テーマ: 地域戦略と人間中心設計の新しい関係
日時: 2009年5月28日(木)12:00~20:00
     2009年5月29日(金)10:00~17:00
会場: 札幌市男女共同参画センター(札幌市北区北8条西3丁目札幌エルプラザ内)
     小樽商科大学札幌サテライト(札幌市中央区北5条西5丁目7番地 sapporo55ビル3F)
主催: 特定非営利法人 人間中心設計推進機構
協賛: ヒューマンインタフェース学会、感性工学会
フォーラム後援: 経済産業省
後援: 小樽商科大学

申し込みは下記人間中心設計推進機構のWebサイトから
http://www.hcdnet.org/event/seminar/hcd-net_2009.php


■プログラム:
第1日 2009年5月28日(木)

12:00~13:00 2009年度総会 (会員のみ)

14:00~17:00 チュートリアル、ワークショップ
 チュートリアル
 1.「シナリオとUI設計」 郷健太郎(山梨大学)、高橋賢一(ソフトディバイス)
 2.「組込みプロセスへのUI設計の統合」尾形慎哉、桶谷利幸、葛西秀昭(小樽商科大学)
 3.「成長するWebサイトリニューアルプロジェクト HCD-Netサイトリニューアルの事例紹介」
    長谷川敦士(コンセント)

 ワークショップ「人間中心設計と感性」
 黒須正明(放送大学)、伊藤潤(HCD-Net 理事)、田附克巳(ユーザデザインラボ)、
 細谷多聞(札幌市立大学)
 ※本ワークショップのみ、小樽商科大学札幌サテライトにて開催します。

18:00~20:00 懇親会

第2日 2009年5月29日(金)

10:00~13:00 セミナー
・「人間中心設計による行政サイトの改善」平沢尚毅氏(小樽商科大)など
・「電子政府ガイドラインの紹介」黒須正明氏(放送大学)など

14:00~17:00 フォーラム
・講演1「感性と人間中心設計」 原田昭氏(札幌市立大学学長)
・講演2「円山動物公園における市民サービスの取り組み」 金澤信治氏(元札幌市円山動物園園長)
・報告「HCD-Net活動報告」鱗原晴彦氏(HCD-Net理事長)


■参加費用:
・2日間通しで参加(懇親会費は含まず):会員5000円、一般:10000円
・個別イベントを選んでの参加
 28日午後のチュートリアル・ワークショップ参加:(会員2000円、一般5000円)
 29日午前のセミナーに参加:(会員2000円、一般5000円)
 28日午後のフォーラムに参加:(会員2000円、一般2000円)
・懇親会費:4000円


■関連情報:
人机交互論(ユーザビリティエンジニア樽本 徹也さんのブログ)
Smile Experience(千葉工業大学 山崎和彦さんのブログ)
浅野先生のブログ【HCD-Net シンポジウム 2009】
浅野先生のブログ【ススキノで会いましょう!】

2009年04月20日

シンボルマークのエンボスがある消しゴム

エンボスのある消しゴム

 最近筆記用具に凝り出し、状況によっていくつかの筆記具を使い分けていますが、よく用いているのがシャープペンシルです。シャープペンに2Bの芯という組み合わせでメモを書き散らしています。
 書き損じは×(バツ)や抹消線で消していましたが、黒く汚れてしまうことが気になり、メモにメリハリを付けるためも消しゴムを使うことを思いつき、20年ぶりに消しゴムを購入しました。

 某社の消しゴムが目に付いたので買い求めましたが、自社のシンボルマークが消しゴム本体にエンボス加工で入っているではありませんか。
 消しゴムの機能や実用性という点では若干滑りにくくなる程度で意味もほとんどなく、コストは掛かるでしょうが、ちょっとした工夫で、気になる存在になったり、愛着が湧くようなこともあると思います。
 私はこの手のちょっとしたスパイスが気に入ったのですが個人差があるので、「無駄」「子供だまし」「ブランドの価値を落とす」などの意見が出るかも知れません。皆様はどうお考えになりますか?

2009年04月17日

洗面台の蛇口(水栓)を前にして考える

洗面台の蛇口(水栓)を前にして考える

 このブログでもいくつか蛇口(水栓)について類似テーマのエントリを書いていますが、今回はどちらかと言えば×(バツ)の体験をご紹介します。

 写真の水栓はレバーの左右の動きで水からお湯までの温度調節、同じレバーの上下の動きで蛇口の開閉を行うタイプです。私は初回水を出そうとして右側へレバーをまわしましたが、水は出ませんでした。それで適当にレバーを動かしているうちに、上下にも動くことが分かり、学習後はレバーを上に引き上げ水を出すことができました。

 このタイプの水栓は後から長期記憶をたどって考えれば、使ったこともありました。また、水とお湯を示す青と赤の表示も小さく付いています。ただし何も考えない状態でこの水栓の外観だけを見て、思わず左右に動かしていました。
 40歳代という中年男である私の経験上、水栓はひねるものだという概念が形成されていて、そこからの類推アナロジーで左右の動きだろうと分析することができます。
 しかしそこでは、ただ水を出したいだけなので、反射的に行動している訳ですが、私の経験してきた文脈では左右にひねる動きを直感的に選択していたようです。年齢やそれまで暮らしてきた生活様式によって、「左右」「上下」どちらを選ぶのか大変興味があります。

■関連情報: 水栓(見出し語は蛇口)
→Wikipedia(ja)のWebサイトへリンク

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